市場ニュース

戻る
 

【市況】東京株式(寄り付き)=反発スタート、リスクオフ一巡で押し目買い

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 10日の東京株式市場はやや買い先行、寄り付きの日経平均株価は前営業日比29円高の2万1431円と反発。

 前日の米国株市場では米中閣僚級協議が物別れに終わるとの思惑から幅広い銘柄に売りが優勢となり、この流れを受け東京市場でも引き続き買い手控えムードが強い。米中閣僚協議に進展が見られない場合、日本時間できょうの午後1時1分に中国製品への制裁関税が現在の10%から25%に引き上げられることになる。株式市場は事前に織り込んでいるとはいえ、ネガティブ材料として上値押さえの要因となる。ただし、日経平均は10連休明けからの3営業日で850円以上の下げをみせており、下値リスクもある程度緩和されており、目先買い戻しや押し目買いが先行した。仮に、関税引き上げ延期となった場合はポジティブサプライズとなり、全体指数は急反騰に向かうことも予想されるが、現時点でその可能性は低い。

 寄り付き時点で業種別では33業種中、11業種が高く、値上がり上位に医薬品、陸運、その他製品など。一方、値下がりで目立つのは保険、証券、水産など。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

株探からのお知らせ

    日経平均