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【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (5月10日記)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

 日経平均株価は、3月25日の安値2万0911円程度まで一気に下げた後、下値堅く推移するか、勢いの強い下げの流れを継続して、一気に1万9000円程度まで下げるかのどちらかの展開が考えられます。

 どちらの場合でも、本日は寄り付き後、すぐに下げの流れを作り、2万1000円を目指す動きになると考えられます。

 なお、下降継続の可能性が大きい状況ですが、寄り付き後、本日の価格が上昇する場合、3月以降の動きが上値、下値を切り上げる流れになるジグザグのパターンを形成中の可能性を頭の隅に入れておきます。

 こちらの展開になるなら、10時頃までの時間帯で一気に上げ幅を拡大して、2万1500円程度か、それ以上へ値を戻すと考えらえます。

 寄り付き後、堅調に推移しても、そのような上げにならなければ、弱気有利と見ておきます。


情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(日本実業出版社)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。


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