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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 応用技術、UT、ユニシス (9日大引け後 発表分)

応用技術 <日足> 「株探」多機能チャートより

 9日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 応用技術 <4356> [JQ]  ★1-3月期(1Q)経常は2.9倍増益、通期増額
 ◆19年12月期第1四半期(1-3月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.9倍の4.1億円に急拡大して着地。ゼネコンや設計事務所向け建築設計ソフトの引き合いが旺盛だったことが寄与。公園長寿命化計画策定業務の売上拡大に加え、建設業界向け販売案件の増加なども大幅増益に貢献した。
  第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の3.5億円→5億円に42.3%上方修正。増益率が6.0%増→50.7%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

 UT <2146> [JQ]  ★今期経常は21%増で3期連続最高益、前期配当を36.93円増額
 ◆19年3月期の連結経常利益は前の期比56.4%増の81.6億円に拡大して着地。続く20年3月期も前期比21.2%増の99億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は主力の半導体分野は低迷するものの、期間工から派遣活用へのシフトが継続する自動車関連分野の収益拡大を見込む。
  併せて、前期の年間配当を25円→61.93円に増額修正した。自社株取得を取りやめ、全額を配当金で還元する。今期の年間配当は未定とした。

 デジアーツ <2326>   ★今期経常は25%増で6期連続最高益、2円増配へ
 ◆19年3月期の連結経常利益は前の期比37.8%増の26.3億円に拡大して着地。続く20年3月期も前期比25.5%増の33億円に伸び、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は引き続き企業・公共向けにWebとメールのセキュリティ対策ソフトやクラウドサービスの拡大が続く。また、家庭向けではスマートフォン用フィルタリングソフトの導入が広がる。
  併せて、今期の年間配当は前期比2円増の50円に増配する方針とした。

 アーバネット <3242> [JQ]  ★7-3月期(3Q累計)経常は38%増益・通期計画を超過
 ◆19年6月期第3四半期累計(18年7月-19年3月)の連結経常利益は前年同期比37.8%増の21.1億円に拡大して着地。投資用ワンルームマンションの販売が増加したほか、2件の用地転売なども寄与し、36.2%の大幅増収を達成した。
  通期計画の17.4億円をすでに21.6%も上回っており、業績上振れが期待される。

 ビーマップ <4316> [JQG]  ★前期経常を38%上方修正・6期ぶり最高益更新へ
 ◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の6000万円→8300万円に38.3%上方修正。増益率が2.4倍→3.3倍に拡大し、6期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。保守的に計画していた流動資産・税効果などが想定を上回ったことに加え、新株予約権の発行内容の訂正に伴い、販管費が1000万円減少したことも上振れの要因となった。

 岡本工 <6125> [東証2]  ★前期最終を12期ぶり最高益に95%上方修正、配当も20円増額
 ◆19年3月期の連結最終利益を従来予想の16.5億円→32.2億円に95.2%上方修正。従来の16.8%減益予想から一転して62.4%増益を見込み、12期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。国内、海外市場ともに工作機械の販売が好調で、売上高が計画を12.5%も上回ったことが寄与。税金負担が想定より減少したことも最終利益を押し上げた。
  業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の80円→100円に増額修正した。

 フジシール <7864>   ★今期経常は24%増で3期連続最高益、3円増配へ
 ◆19年3月期の連結経常利益は前の期比14.0%増の125億円で着地。続く20年3月期も前期比23.6%増の155億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は国内外で主力のシュリンクラベルなどの販売が伸びる。欧州や東南アジアの業績回復で連続2ケタ増益を目指す。
  業績好調に伴い、前期の年間配当を27円→29円に増額し、今期も前期比3円増の32円に増配する方針とした。

 ユニシス <8056>   ★今期経常は11%増で2期連続最高益、10円増配へ
 ◆19年3月期の連結経常利益は前の期比27.5%増の205億円に拡大し、従来予想の178億円を上回って着地。続く20年3月期も前期比11.1%増の228億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はシステムサービスやアウトソーシングの好調継続で、4期連続の増収増益を見込む。
  併せて、前期の年間配当を50円→55円に増額し、今期も前期比10円増の65円に増配する方針とした。

 FJネクスト <8935>   ★今期経常は9%増で2期連続最高益、8円増配へ
 ◆19年3月期の連結経常利益は前の期比39.6%増の100億円に拡大して着地。続く20年3月期も前期比9.1%増の110億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期も主力の投資用マンションと高価格帯のファミリー向けマンションの販売を伸ばし、10.4%の増収を見込む。
  併せて、今期の年間配当は前期比8円増の44円に増配する方針とした。配当利回りは5.01%に上昇。

 富士ソフト <9749>   ★1-3月期(1Q)経常は32%増益で着地
 ◆19年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比32.1%増の39.9億円に拡大して着地。自動車関連やFAなどの機械制御系ソフト、金融・製造業やインターネット関連向け業務ソフトの受注が好調だったことが寄与。ライセンス販売や利益率の高いグループ会社製品の販売が伸びたことも大幅増益に貢献した。
  上期計画の56億円に対する進捗率は71.3%に達しており、業績上振れが期待される。

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