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【材料】プロネクサス---19/3期は売上高が3.1%増、上場会社ディスクロージャー関連とIR関連を中心に売上が増加

プロネクサス <日足> 「株探」多機能チャートより

プロネクサス<7893>は4月26日、2019年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比3.1%増の231.57億円、営業利益が同1.5%減の24.99億円、経常利益が同4.0%減の27.72億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.2%増の19.70億円となった。

製品区分別の売上高では、上場会社ディスクロージャー関連は、招集通知のカラー化と受注社数増による増収に加えて、開示書類作成を支援するシステムサービス・アウトソーシングサービスの増収が寄与。また、大型のIPO受注やファイナンスの増加も寄与した結果、売上高で前期比4.8%増となった。

上場会社IR関連等は、コーポレートガバナンス・コードの制定を背景として、IRサイト構築等のWebサービスや株主総会ビジュアル化サービス等の受注が増加した。これらの増収が株主通信の減収や、前期の大型翻訳業務のスポット受注の反動減を上回り、売上高は前期比5.1%増となった。

金融商品ディスクロージャー関連は、国内投資信託市場において一部ファンドの新規設定が減速し、主力製品である目論見書や運用報告書、各種販促ツールが減収となった。一方、J-REIT市場関連製品は増収となった。売上高は前期比3.6%減で着地した。

データベース関連は、既存顧客の契約更新が順調に推移するとともに新規顧客の開拓が進展した。また、2018年11月1日付でアイ・エヌ情報センターを連結子会社化したことにより、データベース関連の売上高は前期比51.8%増と大幅な増収となった。

2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.3%増の237.00億円、営業利益が同2.0%増の25.50億円、経常利益が同4.4%減の26.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.1%減の18.30億円を見込んでいる。

《SF》

 提供:フィスコ

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