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【材料】<動意株・22日>(前引け)=パスコ、Jストリーム、神田通信機

パスコ <日足> 「株探」多機能チャートより
 パスコ<9232>=ストップ高。同社は前週末19日の取引終了後、集計中の19年3月期連結業績について、売上高が500億円から519億円(前の期比1.6%増)へ、営業利益が16億円から26億円(同26.8%増)へ、純利益が8億円から13億円(同30.0%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。固定資産税評価業務や上下水道台帳・林地台帳整備業務、防災・減災関連業務などの受注が好調だったことが牽引役となった。また、国内公共部門の生産業務効率化に伴う採算性の改善なども寄与した。なお同時に、従来未定としていた期末一括配当を無配に修正した。

 Jストリーム<4308>=ストップ高。同社は動画のストリーミング配信を手掛け、ライブ配信やオンデマンド配信で幅広いニーズを取り込むが、18日取引終了後、ストリーミング再生で利用されるプレイヤーでマルチCDN(コンテンツデリバリーネットワーク)を行う技術を開発し、国内特許を取得したことを発表し、これが株価の押し上げ材料となった。今後5Gが商用化された際に、VRライブの配信など、高画質の4K・8K放送の普及と合わせて同社の動画配信ビジネスの可能性が大きく広がるとの見方も株高の背景にある。

 神田通信機<1992>=一時ストップ高。同社は前週末19日の取引終了後、集計中の19年3月期連結業績について、営業利益が1億2000万円から2億円(前の期比25.8%増)へ、純利益が1億円から2億8000万円(同85.4%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。照明制御事業が計画を下回って推移したことから、売上高は65億円から62億2000万円(同6.3%増)へ下振れたものの、予定していた設備投資などにかかる費用が2020年3月期にずれ込んだことから利益は上振れたという。また、法人税等調整額を計上することも最終利益を押し上げたとしている。なお、業績予想の修正に伴い、従来50円を予定していた期末一括配当を10円増額して60円にした。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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