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【市況】<マ-ケット日報> 2019年4月19日

 19日の市場は日経平均が反発。終値は前日比110円高の2万2200円だった。前日の米株高や安定した円相場の動きを受けて終日プラス圏で推移。2万2000円台を固める動きを続けている。一方、今晩の米国市場が休場ということで外国人の動きが乏しく東証1部の出来高は本年最低の9.2億株を記録。取引時間中の値幅もわずか88円しかなく、高寄りした後は横ばいで推移する膠着相場と化していた。

 昨日の米国市場は主要経済指標を好感してダウ平均が反発。昨年10月4日以来の高値で取引を終えた。この日発表された3月の小売売上高は事前予想を大きく上回る伸び率。2017年9月以来の伸び率で米景気の減速懸念を後退させた。主力企業の1-3月決算も好調でマイナス材料が見当たらない状況。米国株は最高値奪回に向けて今のところ視界良好のようである。

 さて、東京市場は持ち直し傾向にある米中景気を確認して今週は強めの基調を維持。1週間を2万2000円台で推移する新たなレンジ形成に入っている。全体的に出来高が低水準で日経平均ばかりが先行している点はやや物足りないが、米国株が史上最高値をうかがうような展開にあるため、来週もじり高基調を継続するものと思われる。ただ、日本では10連休入りが控えており、上値は行っても心理的なフシ目である2万2500円までが精一杯であろう。(ストック・データバンク 編集部)

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