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【材料】<動意株・18日>(前引け)=トリケミカル、オリコン、日本ファルコム

トリケミカル <日足> 「株探」多機能チャートより
 トリケミカル研究所<4369>=続急騰。半導体向けなどに使われる化学薬品メーカーで多品種小ロット生産を強みとしている。とりわけ低誘電率の絶縁膜材料で高水準の世界シェアを有している。絶縁膜材料はDRAM系及びロジック系半導体向け双方で需要を獲得し成長を牽引する見込み。業績面では20年1月期売上高が88億3000万円(前期比13%増)、最終利益は24億7000万円(同9%増)予想と好調。半導体関連の中小型株がここ相次いで上値を指向するなか、同社株も改めて投資資金のターゲットとなっている。

 オリコン<4800>=急反騰。同社は17日の取引終了後、集計中の19年3月期連結業績について、売上高が38億4000万円から38億9100万円(前の期比4.1%増)へ、営業利益が8億円から8億8300万円(同40.4%増)へ、純利益が5億円から5億7700万円(同49.5%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。コミュニケーション事業のニュース配信及び動画広告に伴う売り上げが高水準で推移したことに加えて、顧客満足度調査事業における商標利用契約の獲得率・単価の向上、ニュース配信・PV事業における広告単価の向上などが利益を押し上げたとしている。

 日本ファルコム<3723>=4連騰し年初来高値を更新。同社は17日の取引終了後、アクションRPG「イース8 -Lacrimosa of DANA-(ラクリモサ・オブ・ダーナ)」を全世界で配信すると発表しており、これを好感した買いが入っている。「イース」シリーズは、1987年に第1作のパソコン専用ゲーム「イース」が発売されて以来、多種多様なプラットフォームへと移植され、北米、欧州、アジアを中心とする海外へも展開しているアクションRPG作品。今回の世界配信は、オンラインゲーム・モバイルゲームの大手パブリッシャーである中国ラインコン・エンターテインメント・テクノロジー(北京市)と契約し、iOS/Androidスマートフォン用新作アプリとして配信するとしている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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