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【市況】17日の中国本土市場概況:上海総合0.3%高で続伸、自動車セクター急伸

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

17日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比9.52ポイント(0.29%)高の3263.12ポイントと続伸した。昨年3月以来の高値水準を切り上げている。上海A株指数も上昇し、9.98ポイント(0.29%)高の3417.89ポイントで取引を終えた。

中国経済に対する悲観的な見方が後退。取引時間中に公表された中国統計では、1~3月GDP成長率が6.4%と市場予想を上回って着地した。3月の小売売上高や鉱工業生産額も大幅に上振れている。ただ、上値は重い。金融当局の引き締めスタンスが警戒された。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、公開市場操作(オペ)と中期貸出ファシリティ(MLF)を通じて資金供給したが、過去に実施したMLF償還分との差し引きでは、吸収超となっている。上海銀行間取引金利(SHIBOR)のオーバーナイト物が大幅に上昇し、約4年ぶりの高い水準に達するなか、資金流動性のひっ迫も懸念された。指数はマイナス圏に沈む場面もみられている。

業種別では、自動車が急伸。長城汽車(601633/SH)と東風汽車股フン(DFAC:600006/SH)がそろってストップ高、広州汽車集団(601238/SH)が9.1%高、上海汽車集団(600104/SH)が6.0%高で引けた。「新エネルギー車の購入支援策が発表される」との観測が流れている。また、上海国際モーターショーが26日に開幕。市場の関心も強まる状況だ。このほか、食品・飲料株、消費関連株、ハイテク株、空運株、紙パルプ株などが物色された。

半面、不動産株はさえない。新城控股集団(601155/SH)が3.6%安、金地集団(600383/SH)が3.1%安と値を下げた。金融株、インフラ関連株の一角も売られている。

一方、外貨建てB株の相場は値上がり。上海B株指数が0.79ポイント(0.25%)高の318.04ポイント、深センB株指数が9.35ポイント(0.89%)高の1057.12ポイントで終了した。

【亜州IR】

《FA》

 提供:フィスコ

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