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【市況】概況からBRICsを知ろう~上海総合指数は大幅に値上がり、流動性のひっ迫懸念が後退

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 94333.31 +1.34%
16日のブラジル市場は6日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1250.34ポイント高(+1.34%)の94333.31で取引を終えた。92878.99から95061.95まで上昇し
た。

小動きで寄り付いた後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢となった。また、海外市場の上昇も追い風に。一方、成長予想の下方修正などが引き続き警戒された。

【ロシア】MICEX指数 2559.84 +0.58%
16日のロシア株式市場は小反発。主要指標のMOEX指数は前日比14.72ポイント高(+0.58%)の2559.84で取引を終了した。2540.35から2567.06まで上昇した。

前日の終値近辺でもみ合った後は終盤に上げ幅を拡大させた。海外市場の上昇が好感され、ロシア株にも買いが広がった。また、原油価格の上昇も資源銘柄の物色手掛かり。一方、弱い経済指標などが引き続き指数の足かせとなった。

【インド】SENSEX指数 39275.64 +0.95%
16日のインドSENSEX指数は4日続伸。前日比369.80ポイント高(+0.95%)の39275.64、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同96.80ポイント高(+0.83%)の11787.15で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。外国人投資家(FII)の買い継続が指数をサポート。FIIはこの日までに8日連続の買い越しとなった。また、今年のモンスーン(雨季)の降雨量が平年並み以上になるとの見通しもインフレ率の加速懸念をやや緩和させた。

【中国本土】上海総合指数 3253.60 +2.39%
16日の上海総合指数は大幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比75.81ポイント高(+2.39%)の3253.60ポイントと4日ぶりに反発した。年初来高値を4日ぶりに更新し、昨年3月以来の高水準を回復している。

流動性のひっ迫懸念が後退。中国人民銀行(中央銀行)は19営業日ぶりに公開市場操作(オペ)を再開し、市場に資金を供給した。15日までの軟調地合いを継いで小安くスタートしたものの、中盤からプラスに転じ、引けにかけて上げ幅を広げている。

《CS》

 提供:フィスコ

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