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【市況】NY株式:NYダウ67ドル高、アジア・欧州株高で投資家心理好転

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式相場は上昇。ダウ平均は67.89ドル高の26452.66、ナスダックは24.21ポイント高の8000.23で取引を終了した。中国人民銀行が金融緩和を再開したほかドイツの景況感指数が改善し、アジア・欧州株がほぼ全面高となったことを受けて買いが先行。複数の主要企業決算が好感されたものの、1-3月期決算を見極めたいとの思惑も根強く、上値は限られた。セクター別では、半導体・半導体製造装置や保険が上昇する一方で、ヘルスケア機器・サービスや不動産が下落した。

半導体のクアルコム(QCOM)は、特許侵害を巡る全ての訴訟を取り下げることで携帯端末のアップル(AAPL)と合意し急騰。資産運用のブラックロック(BLK)や医薬品のジョンソン&ジョンソン(JNJ)は、決算内容が好感され堅調推移。通信大手のAT&T(T)は、保有する動画配信サービスのHulu株を同社に14.3億ドルで売却合意し買われた。一方で、医療保険のユナイテッドヘルス(UNH)は、堅調な決算を発表したものの、米政府による薬価引き下げの取り組みによる業績懸念が広がり下落した。

マーケット終了後に動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)が発表した1-3月期決算では、売上高、一株利益ともに予想を上振れたものの、慎重な業績見通しが嫌気され、時間外取引で下落して推移している。





Horiko Capital Management LLC

《FA》

 提供:フィスコ

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