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【材料】<動意株・16日>(前引け)=千代田化工建設、RPA、ファンコミ

千代建 <日足> 「株探」多機能チャートより
 千代田化工建設<6366>=大幅高で4連騰。同社は3月下旬、プラント建設を巡る損害賠償請求に関連して19年3月期に52億円程度の損失を計上する可能性があると発表、株価もいったんは下値を探ったが、その後切り返し急となっている。株式需給面では昨年来底値圏での推移を続け、実需の売りが枯れていたことに加え、業績不振を材料に空売りも高水準でその買い戻し圧力が働いている。東証信用倍率は5日申し込み現在で1.09倍と売り買いがっぷり四つとなっており、踏み上げ相場の素地がある。

 RPAホールディングス<6572>=ストップ高で年初来高値更新。同社は15日取引終了後に、20年2月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを16億300万円(前期比67.9%増)としていることが好感されているようだ。売上高は140億1600万円(同71.2%増)となる見通し。事務作業代行ロボット「BizRobo!」の既存顧客による追加導入や、直接販売、パートナーによる販売が引き続き順調に推移するとみているほか、新規分野の事業拡大などを見込んでいる。

 ファンコミュニケーションズ<2461>=続急伸し年初来高値更新。同社が5日の取引終了後に発表した3月度の月次業績速報で、連結ベースの売上高が前年同月比1.2%増と18カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。主力でアフィリエイト広告サービスのCPA型アドネットワーク事業が同1.8%増とプラスに転じたことが寄与した。アドネットワークや行動ターゲティングなどCPC/ターゲティング型アドネットワーク事業は同1.6%減だったが、スマートフォンアプリの企画・開発などを行うその他も同17.0%増と伸長した。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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