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【市況】注目銘柄ダイジェスト(前場):ジョルダン、医学生物、第一三共など

イマジカG <日足> 「株探」多機能チャートより

イマジカG<6879>:640円(+45円)
大幅反発。米国のPixelogic Holdings,LLCの増資引受け・株式取得を決定と前日に発表している。Pixelogicは、ハリウッドメジャーやTV放送局を主な対象に、ローカライズサービスや、ディストリビューションサービスを提供しており、今回の株式取得によって同社は、世界でもまれなグローバルでのE2Eサービス提供が可能となる。株式取得価額は24.5百万ドル、39.6%の株式を取得して、持分法適用会社化する。


トランザク<7818>:798円(+55円)
大幅反発。前日に上半期業績予想の上方修正を発表しており、買い材料視される展開になっている。営業利益は従来予想の9億円から10.4億円に上方修正、「エコプロダクツ」では主力製品であるエコバッグやタンブラー・サーモボトルの売上が引き続き伸長、「ライフスタルプロダクツ」ではエンタテイメント業界における顧客が拡大、「ウェルネスプロダクツ」においては取り扱い製品の拡充などにより、想定以上に売上が膨らんでいるもよう。


ジョルダン<3710>:1962円(+283円)
昨年来高値。関西エアポート(大阪府泉佐野市)とともに関西国際空港のホームページで目的地までの最適なルートを検索できる「KIX ACCESSMOOTHIE(キックスアクセススムージー)」の運用を開始すると発表している。ジョルダンが提供する検索サービス「乗換案内Visit」を活用し、関空から目的地へ、また各地から関空へ鉄道などを利用した経路検索が行える。また、鉄道などの運休や遅延、障害等の情報を多言語で案内する。


スカラ<4845>:942円(+83円)
大幅続伸。昨年11月12日以来の株価水準まで上昇している。28日付でモーニングスターが投資判断「オーバーウェイト」を継続し、想定株価レンジを1320-1360円としていることが材料視されている。中長期の成長性を鑑みれば株価は評価不足であり、10期連続での増配見込み、3%弱の高配当利回りも魅力としている。中長期成長に向けた施策が奏功すれば、年率2割超の増収増益ペースが続くともみているもよう。


ワイヤレスG<9419>:469円(+34円)
大幅続伸。一昨日には、グループ会社のLTE-Xと日本ユニシスグループのユニアデックスが、「プライベートLTEソリューション」の開発に関する協業を発表している。プライベートLTEの市場の広がりに伴い、LTE-Xのネットワーク技術への関心が高まっていくとの見方も優勢に。また、連日の急騰となっているジョルダン<3710>と、「WIRELESS GATE SDK」サービスで連携していることから、関連銘柄としての関心も向かっているようだ。


イントランス<3237>:141円(+6円)
大幅に3日ぶり反発。京都市東山区の不動産を取得し、インバウンド向け宿泊施設の開発に取り組むと発表している。オープンは20年春から夏の予定。また、複数の京町家が連なる京都市下京区のインバウンド向け宿泊施設も取得する。いずれも取得価格は非公表。多くの外国人観光客が訪れる京都の施設を集中的に取得することが好感され、買いが入っている。


第一三共<4568>:5100円(+700円)
大幅反発。開発中の抗がん剤を巡って英アストラゼネカと提携すると発表している。共同で臨床試験や販売を手掛け、同社はその対価として最大69億ドルを受け取るもよう。契約一時金として13.5億ドルを受け取り、対象疾患の拡大や販売の進捗に応じて追加の報奨金を受けることになる。対象の抗がん剤は「トラスツズマブ デルクステカン」で、現在は米国で承認申請の準備を進めている。まずは今年度度前半に乳がんを対象に申請の計画。

医学生物<4557>:1989円(+285円)
大幅に3日続伸。19年3月期の営業利益を従来予想の2.30億円から4.00億円(前期実績1.20億円)に上方修正している。国内で発売・保険収載された体外診断用医薬品2品目の販売が好調であることに加え、子会社による中国臨床検査薬メーカーへの企業向けマテリアルが当初計画よりも順調に推移しているため。販管費などを抑制することも利益拡大に寄与すると見込んでいる。

《ST》

 提供:フィスコ

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