【通貨】東京為替:ドル・円は弱含み、日本株安で円買い先行
米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
28日午前の東京市場でドル・円は弱含み。日本株安を受けたリスク回避的な円買いで、ドルは110円10銭台まで値を下げた。
ドル・円は序盤に110円半ばで推移した後、日本株の下落で円買いに振れドルは110円前半に軟化。また、中国株の軟調スタートで円買いが強まった。ただ、米10年債利回りの下げ渋りでドル売りは縮小したようだ。
ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで、目先の日本株安継続への思惑から円買いに振れやすい。目先は日経平均株価が21000円の大台を割り込んだ場合、リスク回避的な円買いが再開する可能性があろう。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円12銭から110円55銭、ユーロ・円は123円82銭から124円36銭、ユーロ・ドルは1.1243ドルから1.1256ドルで推移した。
【要人発言】
・米当局者
「米中通商協議は前進しているが、知的財産権などで行き詰っている」
・李克強中国首相
「世界経済をめぐる不確実性が高まっている」
「自由貿易と公平な貿易を支持」
・ジョージ米カンザスシティ連銀総裁
「米国経済は潜在能力を上回っている」
「国内外の懸念がFOMCメンバーの成長見通し引き下げの要因」
《MK》
提供:フィスコ