【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」　(3月27日記）

　日経平均株価は、3月25日までの動きで、上値、下値を切り下げるはっきりとした弱気の流れを、十分な日柄をかけて形成しています。

　この弱さを払拭するには、日柄をかけて下値堅さを確認する作業を経過するか、一気に3月4日の戻り高値2万1860円を超える動きになるかのどちらかが必要です。

　現在が上昇の途中なら、本日は引けまでで、一気に戻り高値2万1860円を超える動きになるはずです。

　本日の価格が下げると、25日に示した弱さを再確認することになります。

　本日は、強気の展開になる場合、寄り付き後、すぐに上げ幅を拡大して、22日の高値2万1713円を超える動きになると考えられます。

　寄り付き後の価格が下げるなら、そのまま、昨日上げた分のすべてを押し戻される動きになる可能性が出てきます。

情報提供：パワートレンド＝伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋　プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(日本実業出版社)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。


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