【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ALBERT、Gunosy、京王
ALBERT <日足> 「株探」多機能チャートより
小森コーポレーション<6349>が急反発。25日の取引終了後、上限を230万株(発行済み株数の3.95%)、または30億円とする自社株買いを発表しており、これが好感された。取得期間は4月1日から11月30日までで、株主還元を強化するとともに、資本効率の向上及び機動的な資本政策の遂行を図るために実施するとしている。また、消却前発行済み株数の6.42%にあたる400万株の自社株を4月26日付で消却するとあわせて発表しており、これも好材料視された。
■アークランドサカモト <9842> 1,522円 +110 円 (+7.8%) 本日終値
25日に決算を発表。「今期経常は3%増で3期連続最高益更新へ」が好感された。
アークランドサカモト <9842> が3月25日大引け後(15:00)に決算を発表。19年2月期の連結経常利益は前の期比6.1%増の106億円になり、20年2月期も前期比3.3%増の110億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。4期連続増収、増益になる。
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■リケンテクノス <4220> 462円 +28 円 (+6.5%) 本日終値
リケンテクノス<4220>が大幅反発。25日の取引終了後、22年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表しており、最終年度に売上高1150億円(19年3月期予想1000億円)、営業利益85億円(同63億円)を目指すとしたことから、中期的な成長への期待が高まっているようだ。中計ではグローバル展開の加速に注力し、特に自動車分野の機能部品の販売を強化するほか、医療・ヘルスケア及び生活資材分野に向けて高付加価値製品の拡充を図るとしている。
■ALBERT <3906> 12,180円 +720 円 (+6.3%) 本日終値
ALBERT<3906>が続急伸、1月8日以来2カ月半ぶりの高値圏に浮上してきた。人工知能(AI)関連株が相次いで動意するなか、その象徴株として物色人気を先導している。アセットマネジメントOneなど投資ファンドの買い増しの動きが観測され再び上値思惑が広がっている。AIを活用したビッグデータ解析に強みを持ち、データサイエンティストの育成でも強みを持っている。高性能チャットボットサービスでも高い評価を得ており、この日はチャットボットによる業務効率化セミナーを開催するなど需要開拓にも積極的に取り組んでいる。
■西日本FH <7189> 994円 +48 円 (+5.1%) 本日終値
西日本フィナンシャルホールディングス<7189>が反発。25日の取引終了後、消却前発行済み株数の1.77%にあたる300万株の自社株を3月29日付で消却すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。なお、消却後の発行済み株数は1億6659万6955株となる予定だ。
■Gunosy <6047> 2,387円 +112 円 (+4.9%) 本日終値
Gunosy<6047>が6日ぶりに反発。ひふみ投信などの運用を手掛けるレオス・キャピタルワークス(東京都千代田区)が25日の取引終了後、関東財務局に大量保有報告書を提出し、Gunosy株式を5.13%保有していることが判明。これを受けて需給思惑的な買いが入った。なお、同様にレオスが8.87%を保有していることが判明したヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス<4433>も反発した。両社ともに、保有目的は純投資としている。
■京王電鉄 <9008> 7,230円 +300 円 (+4.3%) 本日終値
電鉄株が軒並み高。京王電鉄<9008>や京成電鉄<9009>、JR東海<9022>などが昨年来高値に買われた。電鉄株はディフェンシブ色が強く、機関投資家からの根強い買いが入ったほか、この日は実質年度内最終日ということもあり「配当に加え優待狙いの個人投資家の買いも入っている様子だ」(市場関係者)という。
■セントラル警備保障 <9740> 4,840円 +200 円 (+4.3%) 本日終値
CSP<9740>が反発。同社は25日大引け後、シーティディーネットワークス(CTD、東京・中央区)の株式を51%取得し連結子会社化することを発表した。これによる業容拡大効果を見込む形で短期資金が買いを入れた。CTDは、電気通信システム及び電気設備の設計・施工・メンテナンスを総合的に提供し、その子会社であるグラスフィアジャパン(GJ)は、監視カメラ・通信ネットワーク機器・各種デバイス機器などの設計開発・製造・販売を手掛けている。取得の目的は同社の画像関連サービスを中心とした機械警備の拡販を強化するためとしている。株式の譲渡は4月15日を予定している。
■ミスミグループ本社 <9962> 2,717円 +102 円 (+3.9%) 本日終値
ミスミグループ本社<9962>が大幅高。25日の取引終了後に発表した2月度の月別売上高実績が前年同月比2.1%増となったことが好感された。FA事業は同1.6%減と苦戦したものの、流通事業であるVONA事業が同5.2%増となったことが売り上げを牽引した。また、金型部品事業も1.6%増と伸長した。
■MonotaRO <3064> 2,454円 +86 円 (+3.6%) 本日終値
MonotaRO<3064>が反発。工具や工場用品のネット販売を手掛けるが、低価格で充実した商品ラインアップが強みで顧客需要を囲い込んでいる。前日は日経平均の急落局面でも強さを発揮し、わずかなマイナスで引けた。きょうは全体相場がリバウンドに転じるなか、すかさず切り返しに転じている。今年に入ってから月次売上高は好調が続いており、1月が前年同月比30%増、2月が27%増と高水準の伸びを示している。外資系機関投資家経由の買いも観測されるほか、12月決算企業であすの3月期末配当落ちに伴う株価の下ブレ懸念などもなく買いが入りやすい。
株探ニュース