市場ニュース

戻る
 

【市況】25日の株式相場見通し=米株式の急落を嫌気して大幅反落に

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 25日の東京株式市場は、前週末の米株式市場で、世界経済の減速懸念からNYダウ平均株価が急反落したことを嫌気して、日経平均株価は大幅反落となりそうだ。外国為替市場で、急速に円高・ドル安が進行していることも売り材料となる。25日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=110円前後での推移となっている。

 22日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比460.19ドル安の2万5502.32ドルと大幅反落した。景気悪化懸念を背景に欧州株式市場が大幅安となったほか、米国でこの日発表された3月製造業購買担当者景気指数(PMI)も市場予想を下回ったことから警戒感が台頭。長期金利が短期金利の水準を下回る「逆イールド」が発生したことも嫌気され、NYダウは急落した。キャタピラーやダウ・デュポンが安く、JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスといった金融株が売られた。アップルやアマゾン・ドット・コムといった主力IT関連株も安い。半面、ベライゾン・コミュニケーションズやコカ・コーラといった高配当利回り株がしっかり。ナスダック総合株価指数は、同196.292ポイント安の7642.667と6日ぶりに大幅反落した。

 日程面では、1月の全産業活動指数に注目。海外では、米2月のシカゴ連銀全米活動指数、独3月のIfo景況感指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

株探からのお知らせ

    日経平均