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【通貨】今日の為替市場ポイント:米FOMC会合前で主要通貨の為替取引は動意薄となる見込み

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

19日のドル・円相場は、東京市場では111円45銭から111円16銭まで下落。欧米市場でドルは111円19銭から111円48銭まで反発し、111円35銭で取引を終えた。

本日20日のドル・円は、111円台で推移か。米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合結果を確認する必要があることから、ドル・円を含めた主要通貨の為替取引は動意薄の状態がしばらく続くとみられる。

今回の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合では、政策金利の据え置きが全会一致で決定されると予想される。政策金利を一定期間据え置く必要があることについて、FOMCの声明で世界経済と金融の動向を慎重に観察することや、インフレ圧力は高まっていないことなどが理由に挙げられるかもしれない。市場参加者の間では、今回公表されるFOMCの経済予測で2019年末時点の政策金利は、昨年12月時点の予想である2.9%から2.4%または2.6%に引き下げられるとの見方が出ている。

大半の市場参加者は、少なくとも今年前半は利上げなしと予想しているが、足元の経済指標は強弱まちまちであることから、一部の参加者は「インフレ鈍化を示唆する新たなデータが提供されない場合、FOMCでインフレや政策金利見通しを引き下げることは難しい」との声も聞かれている。

《CS》

 提供:フィスコ

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