市場ニュース

戻る
 

【市況】海外株や為替睨みで振れるがなおこう着/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 21528.38 (-56.12)
TOPIX  : 1608.90 (-4.78)

[後場の投資戦略]

 日経平均は日中、海外株や為替の動向睨みで上下に振らされるものの、結局は21500円近辺でこう着といった構図が続いている。21500円を上回る水準では世界経済や企業業績の先行きを警戒した機関投資家、また保有株の縮減に動く金融機関などの売りが出る一方、日足チャート上の25日移動平均線レベル(21400円付近)では3月期末の配当権利取りや配当再投資の思惑からの買いが入っているものとみられる。本日から開催される米FOMCの内容を見極めたいなどとの思惑も加わり、後場の日経平均はマイナス圏でややこう着感を強める可能性がある。

 新興市場はマザーズ指数が反落、日経ジャスダック平均が小幅ながら3日続伸とまちまち。やはり買い一方向には傾きづらく、バイオ株の一角に利益確定売りが出てマザーズ指数を下押ししているが、窪田製薬HD<4596>などが値を飛ばしており、個人投資家の物色意欲は根強いようだ。ミンカブ<4436>やコプロHD<7059>といった新規上場銘柄も商い活発。値動きの軽さから、個人投資家の中小型株選好がまだまだ続きそうだ。(小林大純)
《AK》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均