【市況】東京株式(前引け)=反落、利食い優勢も売り一巡後は下げ渋る
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京市場は利益確定の売りに押される展開となった。前日の米国株市場ではNYダウなど主要指数が揃って堅調でリスク選好ムードが続いているが、東京市場では足もと為替が1ドル=111円20銭近辺の推移と円高方向に振れるなか、国内に買い手掛かり材料が乏しいこともあって、上値を買い進む動きにブレーキがかかった。もっとも下値抵抗力も発揮しており、期末を前にした配当権利取り狙いの買いなどが支えとなり、朝方売り一巡後は日経平均が下げ渋る動きをみせている。
個別ではZOZO<3092>が売買代金トップで株価は急落、任天堂<7974>、東京エレクトロン<8035>なども売りに押された。楽天<4755>も値を下げた。メガチップス<6875>、TATERU<1435>、ツルハホールディングス<3391>などが大幅安。半面、トヨタ自動車<7203>がしっかり、日立製作所<6501>が買われ、東京海上ホールディングス<8766>も上昇した。ジャパンエレベーターサービスホールディングス<6544>が物色人気となり、東亜建設工業<1885>、ファンコミュニケーションズ<2461>なども高い。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)