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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:窪田製薬HD、東亜建、デュアルT

窪田製薬HD <日足> 「株探」多機能チャートより
■窪田製薬HD <4596>  892円  +149 円 (+20.1%) 一時ストップ高   11:30現在
 窪田製薬ホールディングス<4596>が連日の急騰。株価は18日に続き、この日も一時ストップ高に買われ昨年来高値を更新した。米航空宇宙局(NASA)と共同開発契約を締結し、宇宙飛行中の宇宙飛行士の網膜の状態を調べる小型光干渉断層計(OCT)を開発することを好感している。同OCTは宇宙飛行士がよくかかる眼疾患の早期発見に用いるもの。

■プロトコーポレーション <4298>  1,878円  +225 円 (+13.6%)  11:30現在
 18日、東証がプロトコーポレーション <4298> [JQ]を25日付で市場1部に市場変更すると発表したことが買い材料視された。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■東亜建設工業 <1885>  1,586円  +86 円 (+5.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 東亜建設工業 <1885> が続伸。18日大引け後、19年3月期の連結最終利益を従来予想の20億円→26億円に30.0%上方修正。増益率が14.3%増→48.6%増に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。保有する投資有価証券の売却に伴い、売却益が発生することなどが最終利益を押し上げる。業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の20円→30円(前期は20円)に大幅増額修正したことも支援材料となった。

■三井住友建設 <1821>  751円  +13 円 (+1.8%)  11:30現在
 三井住友建設<1821>が続伸している。同社は18日、ミャンマーでバゴー橋建設工事を受注したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。このプロジェクトは、ヤンゴン中心部とティラワ経済特別区を含むタンリン地区間を隔てるバゴー川に、日本政府開発援助(ODA)によって橋梁を整備するもの。請負金額はJV(共同企業体)全体で約280億円となっている。
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■カナデン <8081>  1,217円  +19 円 (+1.6%)  11:30現在
 カナデン<8081>が続伸している。18日の取引終了後に自社株の消却を発表しており、これを好材料視した買いが入っている。今回発表の自社株の消却は171万株(消却前発行済み株数の5.64%)で、消却予定日は3月25日。なお、消却後の発行済株数は2860万株となる予定だ。

■ALBERT <3906>  11,400円  +100 円 (+0.9%)  11:30現在
 ALBERT<3906>が4日続伸。1万円近辺でのもみ合いを経て急速な上げ足をみせている。ビッグデータ解析からAIアルゴリズムの開発・実装まで一気通貫で対応できる強みを持ち、データサイエンティストの育成・派遣でも業界を先駆している。2月以降、国内証券各社から強気の投資判断が相次いでいることで再評価機運が台頭している。同社が展開するAI・高性能チャットボットサービスについては、機能を拡張して名称も「スグレス」に変更、一段の需要取り込みを図る方針にある。19年12月期営業利益は前期比8割増の3億6000万円を見込むが、更に増額含みとなっている。

■スタンレー電気 <6923>  3,015円  +16 円 (+0.5%)  11:30現在
 スタンレー電気<6923>が3日続伸。18日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。今回発表の自社株買いでは、上限を80万株(発行済み株数の0.49%)、または20億円としており、取得期間は4月1日から4月11日まで。株主への利益還元と企業環境の変化に対応した機動的な資本政策などの遂行を可能とするのが目的としている。

■三菱UFJ <8306>  573.7円  +2.6 円 (+0.5%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが頑強な展開となっている。前日の米国株市場ではゴールドマン・サックスやバンク・オブ・アメリカなど大手金融株に買いが集まり全体相場を支えた。米10年債利回りは前週末に終値ベースで2.6%台を割り込んだが、週明け18日は反発して再び2.6%台を回復。運用利ザヤ縮小に対する懸念がひとまず後退している。東京市場でもメガバンクは株価出遅れが顕著で、高配当利回りを背景とした期末駆け込みの配当権利取り狙いの買いも含め、水準訂正高の動きをみせている。

■トヨタ自動車 <7203>  6,676円  +26 円 (+0.4%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>、日産自動車<7201>など自動車株が堅調。外国為替市場では1ドル=111円30銭台の推移と円高方向に振れているものの、株価は打たれ強くなっている。4月には日米間で通商協議が開始されるとみられるが、その際に懸案となっている自動車関税について市場の関心が高く、自動車株は貿易交渉を巡る動向に左右されやすい。ただし、自動車株はPERなど株価指標面からは割安感が強い。特に同セクターは高配当利回り銘柄の宝庫であり、3月期末を控えた配当権利取り狙いの買いが株価押し上げ要因となっている。

■メガチップス <6875>  1,649円  -145 円 (-8.1%)  11:30現在  東証1部 下落率2位
 メガチップス <6875> が続急落し、昨年来安値を更新した。18日大引け後、19年3月期の連結最終利益を従来予想の7億円の赤字→19億円の赤字に下方修正したことが売り材料視された。デジタルカメラ向けやアミューズメント向けのLSI(大規模集積回路)の需要が想定を下回ることが響く。また、ソフトウェア資産など固定資産除去損12億円、希望退職優遇制度の実施に絡む特別損失3億円などを計上することも最終利益を圧迫する。業績悪化に伴い、従来未定としていた期末一括配当は17円(前期は34円)実施する方針としたことも嫌気された。

■全国保証 <7164>  4,075円  -180 円 (-4.2%)  11:30現在
 全国保証<7164>は反落している。18日の取引終了後、19年3月期の単独業績予想について、売上高を417億5000万円から428億円(前期比8.1%増)へ、営業利益を320億2000万円から335億円(同7.4%増)へ、純利益を226億円から235億円(同6.6%増)へ上方修正したが、目先の材料出尽くし感から利益確定売りが出ているようだ。主力の民間金融機関住宅ローン保証事業で保証債務残高が堅調に推移したことが要因という。また、与信費用が計画を下回ったことなども利益押し上げに寄与した。また、業績予想の修正に伴い、従来82円を予定していた19年3月期の期末一括配当を3円増額して85円にするとあわせて発表した。なお、前期に実績に対しては5円の増配になる予定だ。

■東海東京 <8616>  455円  -11 円 (-2.4%)  11:30現在
 東海東京フィナンシャル・ホールディングス<8616>は安い。同社は18日引け後に、未定だった19年3月期の期末配当を4円とし、年間配当を前期から22円減の16円とすることを発表した。同社の4~12月期業績は最終利益が13億5400万円と前年同期比で94%減だった。19年3月期の通期業績予想は開示していない。この日は、今期の大幅減配を嫌気する売りが流入している。

■シルバエッグ <3961>  1,336円  +300 円 (+29.0%) ストップ高   11:30現在
 シルバーエッグ・テクノロジー<3961>がストップ高まで買われている。同社は18日、香港の人工知能(AI)・機械学習ベンチャー特化型スタートアップアクセラレーターであるZeroth社と業務提携したと発表。今後の事業展開などが期待されているようだ。同社はこの提携に基づき、子会社を通じてZeroth社に50万ドルの投資を行う予定。同社はZeroth社がサポートする有望な新技術や商用サービスの日本市場への投入を行い、戦略的なビジネスの機会創出を図るとしている。

■デュアルタップ <3469>  738円  +100 円 (+15.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 デュアルタップ<3469>が寄り付き大口の買い注文にカイ気配で水準を切り上げている。同社は東京でワンルームなどの投資用マンション販売を展開、海外不動産の仲介も手掛けている。18日取引終了後、マレーシア政府系企業のサイバービュー社と提携合意したことを発表、マレーシア経済特区「サイバージャヤ」への日本企業進出を支援する計画で、これによる業容拡大に期待した買いが集中する格好となった。

■シダー <2435>  227円  +20 円 (+9.7%)  11:30現在
 シダー<2435>が続急伸している。大和ハウス工業<1925>が18日の取引終了後、シダー株91万8000株(発行済み株数の8.00%)を19日付で買い付けると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。大和ハウスによると、今回の株式買い付けはシダーとの取引拡大を目的としており、良好な取引関係の維持、強化を図るのが狙いとしている。また、シダーはSOMPOホールディングス<8630>傘下の損害保険ジャパン日本興亜との資本・業務提携を解消すると発表した。12年8月からの資本・業務提携で一定の成果が出たとして、今後は独自の成長戦略を推進できるようにすることが望ましいと判断したという。なお、損保ジャパン日本興亜側が保有するシダー株34.0%については、17.1%をシダーの協業先や取引先などに売却する予定で、残り16.9%分については検討中としている。

●ストップ高銘柄
 ETFSパラ <1675>  20,380円  +90 円 (+0.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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