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【市況】NY債券:堅調、指標下振れでFOMC利上げ見通し引き下げとの見方も


15日の米国長期債相場は堅調。米3月NY連銀製造業景気指数が予想外に悪化したほか、2月鉱工業生産が予想を下回ったこと。また、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)でFRBメンバーが利上げ見通しを引き下げるとの見方も債券利回りの低下をうながした。なお、米連邦準備制度理事会(FRB)が発表した2月鉱工業生産は前月比+0.1%と、1月-0.4%からプラスに改善したものの、伸びは予想+0.4%は下回った。また、2月設備稼働率は78.2%と、上昇予想に反して、1月78.3%から低下。2018年7月以降で最低となった。先に発表された米国の3月NY連銀製造業景気指数は3.7と、上昇予想に反して、2月8.8から低下。2017年5月以降ほぼ2年ぶり低水準に落ち込んだ。

2年債利回りは2.44%(前日比:-2bp)、10年債利回りは2.59%(同比:-4bp)、30年債利回りは3.01%(同比:-4bp)で取引を終えた。

《TN》

 提供:フィスコ

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