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【市況】<マ-ケット日報> 2019年2月20日

 20日の市場は日経平均が3日続伸。終値は前日比128円高の2万1431円で、昨年12月17日以来、約2カ月ぶりの高値で取引を終えた。前日の米国株が堅調に推移し、円相場も対ドルで安くなったため朝から全般的に買いが広がった。海外勢の先物買いが活発化し日経平均の上げ幅は一時200円に迫る場面も。2万1500円を前に利食い売りに押されたが、戻りを試す流れは米中貿易協議の結果が出るまで持続しそうだ。

 昨日の米国市場は米中貿易協議への期待が継続しダウ平均は小幅ながらも続伸した。この日は事前予想を上回ったウォルマートの決算が好感され小売株中心に買いが広がった。原油相場(WTI)が5連騰して年初来高値を更新。エネルギー関連株にも買いが入った。米中貿易協議は閣僚級交渉が22日に予定されている。ここで何かしらの成果が出ることが市場から期待されている。

 さて、東京市場は米株高や円安の流れに乗って本日も堅調に推移。米中貿易摩擦の懸念が後退している状況から、出遅れ感、割安感のある日本株に外国人の先物買いが継続している。東証1部の出来高が11億株台と低迷しているバランスの悪さは気になるが、外部環境の改善が続くうちはトレンドが腰折れする心配はないだろう。明日は2万1500円という心理的なカベを前にもみ合いが予想されるが、下値は買い遅れた国内勢の買いなどでしっかりと支えられそうだ。(ストック・データバンク 編集部)

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