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【通貨】ユーロ週間見通し:弱含みか、ユーロ圏の景気減速への懸念強まる

ユーロ円 <日足> 「株探」多機能チャートより

■弱含み、ドイツ経済の減速などが嫌気される

先週のユーロ・ドルは弱含み。ユーロ圏の12月鉱工業生産が予想以上に落ち込んだほか、ドイツの10-12月期国内総生産(GDP)速報値は前期比0.0%にとどまり、ユーロ売りが強まった。スペインで2019年政府予算案が否決され、早期総選挙の実施が決まったことも懸念された。取引レンジ:1.1234ドル-1.1342ドル。

■弱含みか、ユーロ圏経済の成長鈍化の思惑残る

今週のユーロ・ドルは弱含みか。ユーロ圏のZEW景況感調査や製造業PMIなど経済指標が手がかり材料になりそうだ。市場予想を下回った場合、域内経済の成長鈍化への懸念は強まり、ユーロ売りが優勢となりそうだ。

予想レンジ:1.1150ドル-1.1400ドル

■強含み、米中協議継続への期待残る

先週のユーロ・円は強含み。ユーロ圏経済の成長鈍化に対する警戒感は消えていないものの、米中貿易協議の継続が決まったことでリスク回避のユーロ売り・円買いは縮小した。米ドル・円相場がやや下げ渋ったことも影響したようだ。取引レンジ:124円20銭-125円54銭。

■弱含みか、ユーロ圏の景気減速への懸念強まる

今週のユーロ・円は弱含みか。域内経済の減速を懸念したユーロ売り・米ドル買いは継続する可能性があることや、スペインの政局不安がユーロ高を阻む要因となりそうだ。ただ、米中貿易協議進展への期待は残されており、リスク回避的なユーロ売り・円買いが大きく広がる可能性は低いとみられる。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・19日:2月ZEW景気期待指数(1月:-20.9)
・21日:マークイット2月製造業PMI(予想:50.5)

予想レンジ:123円00銭-125円50銭

《FA》

 提供:フィスコ

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