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【市況】米国株見通し:米中の経済や政治などへの懸念再燃

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物  2735.75(- 7.75) (18:15現在)
ナスダック100先物  6998.50(-21.25) (18:15現在)


 18時15分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小安く推移。NYダウ先物は80ドル安程度で推移している。欧州株式市場は高安まちまち。時間外取引のNY原油先物は前日比ほぼ横ばいで推移。こうした流れを受け、15日の米株式市場は売り優勢気味に始まりそうだ。


 トランプ米大統領が本日新たな予算案に署名する一方で、非常事態宣言にも署名する方針を表明。それに対し、民主党は宣言なら政権を提訴する構えをみせており、政治的な混乱の広がりが懸念される。また、中国の1月消費者物価指数や生産者物価指数の伸び鈍化により、経済活動の低下が再認識されたことも懸念材料になる。NY原油先物は、株価やドル相場の動向見極めでもみ合い展開が見込まれる。


 本日発表となる米経済指標は、1月鉱工業生産、2月NY連銀製造業景気指数やミシガン大学消費者信頼感など。強弱まちまちだが、前回から改善するとの予想が多く、株式市場にはややポジティブな材料になりそうだ。決算発表は、ペプシコやディアなどが予定されている。

《KK》

 提供:フィスコ

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