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【材料】ピクスタ---18/12期は営業利益が532.1%増、売上高は過去最高を更新

ピクスタ <日足> 「株探」多機能チャートより

ピクスタ<3416>は13日、2018年12月期(2018年1月-12月)連結決算を発表した。売上高が前期比12.7%増の25.14億円、営業利益が同532.1%増の1.10億円、経常利益が同359.5%増の1.06億円、親会社株主に帰属する当期純利益が0.20億円(前年同期0.06億円の損失)となった。

主幹サービスであるデジタル素材マーケットプレイス「PIXTA(ピクスタ)」は、定額制プランへのシフトが順調に進み購入者数も堅調に伸長。加えて、単品(写真・イラスト)購入価格の改定が寄与し、平均月間購入額が前年同期比15.5%増となった。新規で開始した機械学習用の画像データ提供サービスや、機能サービス改善のほか、定額制のさらなる顧客基盤拡大および強化のため「新規顧客獲得」と「更新率向上」のための施策に注力した。

海外事業は、2017年7月にリリースしたPIXTA韓国語版が堅調に成長した。また、韓国、台湾及びタイの各販売拠点の成長加速に向けて、アジア全般での販売を目的としたパンアジアコンテンツの制作をはじめ、「検索・翻訳等のサイト改善」や「Webマーケティングによる集客強化」のための施策を進めた。

新規事業のうち、出張撮影プラットフォーム「fotowa(フォトワ)」は、撮影件数が前期比1.8倍の成長を見せた。2018年10月、サービス提供エリアに秋田県、山形県、佐賀県、宮崎県が追加され47都道府県となり「全国展開」を果たした。また、フォトグラファー拡大のための活動に加え、SNSでの発信やイベントの実施など「集客強化」のための活動を行った。
スマホ写真のマーケットプレイス「Snapmart(スナップマート)」は、定額制プラン加え、企業のSNSプロモーションに必要な写真もクチコミも同時に提供する「Snapmartアンバサダープラン」が順調に推移している。

2019年12月通期については、売上高は前期比13.2%増の28.46億円、営業利益は同81.1%増の2.00億円、経常利益は同83.1%増の1.95億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同436.4%増の1.12億円を見込んでいる。

《MH》

 提供:フィスコ

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