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【市況】<マ-ケット日報> 2019年2月14日

 14日の市場は日経平均が小幅ながらも3日ぶりに反落。終値は前日比4円安の2万1139円だった。前日の米国株は高かったものの、日経平均は直近2日間で800円以上も上げており、短期的な過熱感から目先筋の手じまい売りが上値を抑える要因となった。出来高も昨日より減少しておりショートカバーの一巡感も表われている。

 昨日の米国市場は政府機関再閉鎖回避への期待感からダウ平均は続伸。昨年12月3日以来、約2カ月ぶりの高値で取引を終えた。この日は財務長官が米中貿易協議が順調に進んでいると発言。さらにトランプ大統領が協議の期間延長を示唆する発言もしており、市場に貿易交渉成立の期待感が広がっている。米国ではこのところ長期金利も落ち着きを取り戻しておりマイナス材料が消えつつある。

 さて、東京市場は日経平均が一気に2万1000円台へ乗せてきたことがかえって気迷いを呼んだのか、本日は前日終値近辺でもみ合う膠着的な展開となった。円相場が1ドル=111円台に一時乗せる場面もあったが、反応は今日に限っては限定的。ただ、全体としては値上がり銘柄数が値下がり銘柄数に勝っており、底上げ的な流れは依然として継続中だ。チャート面では日経平均が上値75日移動平均線(2万1178円)に達しておりこれが意識された可能性がある。円安や米株高が一段と進めば同線超えも現状では可能だろう。(ストック・データバンク 編集部)

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