【市況】14日の株式相場見通し=買い先行スタートも利益確定の売りで上値重い展開
NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
13日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比117.51ドル高の2万5543.27ドルと続伸した。米中通商協議が順調に進んでいるとの観測が浮上したほか、トランプ米大統領は予算案に署名する見込みと報じられ、米政府機関の閉鎖回避への期待も強まるなか、NYダウは一時、前日に比べ200ドル高に買われる場面があった。キャタピラーやスリーエムなど中国向け売上比率が高い銘柄が買われ、原油高を受けエクソン・モービルやシェブロンが買われた。アマゾン・ドット・コムが高い。人員削減を発表したゲームソフトのアクティビジョン・ブリザードは急伸した。一方、アップルやフェイスブックは安く、シスコシステムズやファイザーが値を下げた。ナスダック総合株価指数は、同5.759ポイント高の7420.378と4日続伸した。
日程面では、米軍普天間基地の名護市辺野古移設を巡る県民投票告示(24日投開票)、10~12月期のGDP速報値、12日時点の給油所の石油製品価格、1月の投信概況に注目。海外では、米中閣僚級貿易協議(15日まで)、米1月の生産者物価指数、米12月の小売売上高、中国1月の貿易統計、独10~12月期のGDPが焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)