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【通貨】今日の為替市場ポイント:米中協議進展への期待などでドルは強含みとなる可能性

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

13日のドル・円相場は、東京市場では110円43銭から110円70銭まで上昇。欧米市場でドルは110円59銭から111円05銭まで一段高となり、111円01銭で取引を終えた。

本日14日のドル・円は、111円を挟んだ水準で推移か。米中貿易協議の進展が期待されていることなどから、ドルはやや強い動きを見せる可能性が高いとみられる。

13日の欧米市場では、トランプ米大統領が米中貿易協議の期限延長に言及し、貿易協議のさらなる進展への期待が広がったことや、与野党合意の予算案にトランプ大統領が署名する公算は大きいとの見方が広がったことから、ドルは主要通貨に対して上昇した。1月の米消費者物価コア指数は、前年比+2.2%で市場予想の同比+2.1%を上回ったこともドル買い材料となった。

報道によると、最終的な米予算案は14日までに発表される見込みだが、与野党の利害関係が完全に一致する内容にはならないとみられている。ただし、共和党と民主党の議員の大半は政府機関の再閉鎖だけは避けたいと考えており、トランプ大統領も再閉鎖を望んでいないことから、市場関係者の間では「最終的な予算案の採決は14日中に行なわれる可能性が高い」との見方が広がっている。米政府機関が再び閉鎖されるリスクは14日までに除去される見込みであり、ドル相場に対する短期的な支援材料となる。

《CS》

 提供:フィスコ

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