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【市況】NY株式:NYダウ53ドル安、米中高官協議の再開で見極めムード

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式相場はまちまち。ダウ平均は53.22ドル安の25053.11、ナスダックは9.71ポイント高の7307.91で取引を終了した。本日は、米中高官協議の再開を受けて、今後の展開を見極めたいとの思惑が広がったほか、15日のつなぎ予算の失効期限を控えて、共和・民主両党の協議が難航しており、政府機関閉鎖への懸念から小動きとなった。セクター別では、運輸や耐久消費財・アパレルが上昇する一方でメディアやテクノロジー・ハード・機器が下落した。

電気自動車のテスラ(TSLA)は、一部アナリストによる投資判断引き上げを受け上昇。レストラン運営のレストラン・ブランズ・インターナショナル(QSR)は、既存店売上高が予想を上振れ堅調推移。一方で、大手行のモルガン・スタンレー(MS)は、企業向け株式報酬プラン管理サービスを手掛けるカナダのソリアム・キャピタルと約9億ドルで買収合意したものの軟調推移。携帯端末のアップル(AAPL)は、市場調査会社IDCによると10-12月期の中国向けiPhone出荷台数が20%減となり小幅下落。

メイ英首相は、欧州連合(EU)離脱に関する報告書を明日にも議会に提出する予定。しかし、離脱後もEUとの関税同盟に残留するという野党・労働党の提案は検討しておらず、引き続き先行きは不透明だ。





Horiko Capital Management LLC

《FA》

 提供:フィスコ

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