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【注目】前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

ショーワ <日足> 「株探」多機能チャートより

■ショーワ <7274>  1,633円 (+283円、+21.0%) 一時ストップ高

 東証1部の上昇率2位。ショーワ <7274> が急反騰。前週末1日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、営業利益を285億円から295億円(前期比16.6%増)へ、純利益を173億円から181億円(同30.6%増)へ上方修正したことが好感された。足もとで2輪車用製品の販売が増加する一方、ステアリング製品の販売が減少していることや為替換算の影響で売上高が減少していることから、売上高は2840億円(同2.7%減)の従来予想を据え置いたが、原価低減効果などが寄与し利益は上方修正する見通し。なお、想定為替レートは1ドル=108円から110円へ、1元=16.2円から16.4円へ見直されている。同時に発表した第3四半期累計(18年4-12月)決算は、売上高2147億4700万円(前年同期比0.7%減)、営業利益231億8200万円(同32.5%増)、純利益142億7700万円(同44.8%増)だった。

■大塚商会 <4768>  4,240円 (+700円、+19.8%) ストップ高

 東証1部の上昇率3位。大塚商会 <4768> がストップ高。同社は1日取引終了後に、18年12月期通期の連結決算を発表。営業利益は前の期比8.3%増の480億5800万円(従来予想は473億円)と上振れ着地し、期末一括配当を従来計画比12円50銭増額の85円にすると発表した。売上高は同9.9%増の7598億7100万円(従来予想は7200億円)となった。パソコンやパッケージソフト、受託ソフトなどの売り上げが伸びたほか、オフィスサプライ通信販売事業「たのめーる」も堅調に推移した。あわせて、19年12月期通期の連結業績予想も公表し、売上高は8030億円(前期比5.7%増)、営業利益は504億円(同4.9%増)を見込む。年間配当は前期比5円増配の90円を計画している。

■日本アンテナ <6930>  907円 (+150円、+19.8%) ストップ高

 日本アンテナ <6930> [JQ]がストップ高。前週末1日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、売上高を149億円から164億円(前期比14.2%増)へ、営業利益を3億1000万円から7億5000万円(同5.2倍)へ、最終利益を1億6000万円から5億5000万円(同2.9倍)へ上方修正したことを好感した買いが入った。「新4K8K衛星放送」の開始に際して放送関連機器の一層の拡販を推進し、需要の掘り起こしに注力したことが奏功したほか、通信事業者向け基地局アンテナや通信モジュール用アンテナが好調に推移していることが要因としている。

■アエリア <3758>  638円 (+100円、+18.6%) ストップ高

 アエリア <3758> [JQ]がストップ高。同社は4日、子会社のリベル・エンタテインメントが提供しているイケメン役者育成ゲーム「A3!(エースリー)」のアニメ化を決めたことを改めて発表した。「A3!」は、劇団の主宰及び総監督となり、イケメン劇団員たちをキャスティングして青春ストーリーが楽しめるゲーム。アニメ化については既に、3日に行われた初のライブイベント「A3! BLOOMING LIVE 2019」で明らかにしていた。なお、1日には600万ダウンロードを突発したと発表している。

■ユークス <4334>  573円 (+80円、+16.2%) ストップ高

 ユークス <4334> [JQ]がストップ高。同社は4日、自社開発のAR Live System「ALiS ZERO」を使い、「22/7計算中」及び「バーチャルYouTuber 藤間桜『22/7公式』チャンネル」の制作に携わっていることを明らかにした。「22/7(ナナブンノニジュウニ)」とは、秋元康氏が総合プロデュースする11人のデジタル声優アイドルグループで、「22/7計算中」は8人のキャラクターがスタジオでのトークやロケに挑戦する新趣向のバラエティー番組。また、「バーチャルYouTuber 藤間桜『22/7公式』チャンネル」は、22/7のメンバーがバーチャルYouTuberとして出演するYouTubeチャンネルだという。

■東京エネシス <1945>  1,090円 (+140円、+14.7%) 一時ストップ高

 東証1部の上昇率6位。東京エネシス <1945> が続急騰。1日大引け後に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は3.3倍増益」が好感された。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比44.0%減の13.6億円に落ち込み、通期計画の30億円に対する進捗率は45.4%にとどまり、5年平均の51.1%も下回った。

■DTS <9682>  4,425円 (+485円、+12.3%)

 東証1部の上昇率8位。DTS <9682> が続急騰。1日大引け後に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が22%増益で着地・10-12月期も31%増益」が好感された。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比21.9%増の71億円に伸び、通期計画の87.5億円に対する進捗率は81.2%に達し、5年平均の69.4%も上回った。

■アルゴグラフ <7595>  4,535円 (+490円、+12.1%)

 東証1部の上昇率9位。アルゴグラフィックス <7595> が3連騰。前週末1日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、売上高を416億円から441億円(前期比9.8%増)へ、営業利益を39億5000万円から47億2000万円(同25.8%増)へ、純利益を27億円から33億円(同27.8%増)へ上方修正したことが好感された。製造業における旺盛な研究開発や設備投資意欲を背景に、システム商品販売が好調に推移しているほか、サービス事業全般も順調なことが要因としている。なお、同時に発表した第3四半期累計(18年4-12月)決算は、売上高326億4300万円(前年同期比17.7%増)、営業利益36億6700万円(同42.9%増)、純利益26億300万円(同46.7%増)だった。

■ユニシス <8056>  2,911円 (+277円、+10.5%)

 日本ユニシス <8056> が続急反騰。1日大引け後に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が28%増益で着地・10-12月期も39%増益」が好感された。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比27.7%増の125億円に伸び、通期計画の178億円に対する進捗率は5年平均の50.4%を上回る70.7%に達した。

■テクノプロH <6028>  6,200円 (+510円、+9.0%)

 テクノプロ・ホールディングス <6028> が急反発。1日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。「上期税引き前が33%増益で着地・10-12月期も38%増益」が好感された。19年6月期第2四半期累計(7-12月)の連結税引き前利益は前年同期比33.1%増の73.2億円に拡大し、通期計画の135億円に対する進捗率は54.3%となり、5年平均の53.2%とほぼ同水準だった。

■新興プランテック <6379>  1,251円 (+99円、+8.6%)

 新興プランテック <6379> が急反発、昨年来高値を更新した。同社は4日午後2時に、19年3月期第3四半期累計(18年4-12月)の連結決算を発表。営業利益は60億9800万円(前年同期比35.7%増)となり、通期計画70億円に対する進捗率は87.1%に達した。売上高は716億9100万円(同11.6%増)で着地した。定期修理工事が大きく増加したほか、日常保全工事も堅調に推移した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■NSSOL <2327>  3,150円 (+242円、+8.3%)

 新日鉄住金ソリューションズ <2327> が続急伸。1日大引け後に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が25%増益で着地・10-12月期も65%増益」が好感された。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比25.0%増の180億円に伸び、通期計画の245億円に対する進捗率は5年平均の66.3%を上回る73.7%に達した。

■BPカストロ <5015>  1,346円 (+101円、+8.1%)

 ビーピー・カストロール <5015> が続急伸。1日大引け後に決算を発表。「今期経常は1%増益、前期配当を10円増額・今期も75円継続へ」が好感された。18年12月期の経常利益(非連結)は前の期比17.8%減の24.6億円になったが、19年12月期は前期比1.3%増の24.9億円に伸びる見通しとなった。同時に、前期の年間配当を65円→75円(前の期は91円)に増額し、今期も75円を継続する方針とした。

※4日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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