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【材料】高千穂交易---3Qは営業利益が43.1%増

高千穂交易 <日足> 「株探」多機能チャートより

高千穂交易<2676>は1日、2019年3月期第3四半期(18年4-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.5%減の140.99億円、営業利益は国内において、利益率が比較的高いシステムセグメントの販売が好調であったことや販売費及び一般管理費の削減に努めたことなどから、同43.1%増の5.30億円、経常利益は為替差益43百万円を計上したことなどから、同44.0%増の6.09億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同58.7%増の3.63億円となった。

システムセグメントの売上高は、前年同期比6.1%減の84.71億円、営業利益は、同24.9%増の4.22億円となった。セキュリティ商品類では、働き方改革支援につながる入退室管理システムなどの販売が好調に推移した一方で、ディスプレイセキュリティシステムが伸び悩み、また、タイの高度防火システム販売において、大型受注を獲得したものの売上計上には至らなかったことなどから、売上高は同11.4%減の51.21億円となった。その他ソリューション商品類は、クラウド型無線LANや封入封緘システムの販売が堅調に推移したことなどから、売上高は同13.0%増の13.45億円となった。カスタマ・サービス商品類の売上高は同2.2%減の20.4億円となった。

デバイスセグメントの売上高は、前年同期比0.7%増の56.28億円、営業利益は同299.5%増の1.13億円となった。電子商品類では、前期好調だったスマートフォン向け電子部品の販売が減少したことなどから、売上高は同9.5%減の23億71百万円となった。産機商品類では、オフィス家具向け機構部品の販売が堅調に推移したことなどから、売上高は同9.7%増の32.56億円となった。

2019年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比15.0%増の225.00億円、営業利益が同80.8%増の12.00億円、経常利益が同69.8%増の12.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同511.2%増の8.00億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

 提供:フィスコ

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