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【材料】電算システム---18/12期は営業利益が28.6%増、情報サービス事業で増収増益

電算システム <日足> 「株探」多機能チャートより

電算システム<3630>は31日、2018年12月期連結決算を発表した。売上高が前期比9.0%増の365.76億円、営業利益が同28.6%増の16.68億円、経常利益が同28.7%増の17.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同24.2%増の10.20億円となった。

ソフト開発部門の稼働率改善や各部門における効率化に加え、Google ビジネスにおいて想定為替レートよりも円高だったことなどにより、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が当初予想を上回る結果となった。

情報処理サービスにおいては、給与処理サービス、エネルギー業向け処理サービス、請求書作成代行や各種ギフト処理サービスなどの売上が堅調に推移した。SI・ソフト開発及び商品販売は、G Suiteをはじめとしたクラウド関連サービスの売上が順調に推移した。また、大手SI企業との協業案件の拡大、地方自治体向けのシステム機器導入やシステム開発業務、医療法人向けシステム販売、オートオークション業向けシステムなどの大型案件により売上が大きく伸長した。

収納代行サービス事業は、主力のコンビニ収納の件数は対前年同期比で増加しているものの、当期は記録的な猛暑や豪雨、また地震や台風に加えて、これらに伴う長期の停電の影響から一部の地域においてコンビニエンスストアの営業停止が長く続き、収納件数の伸びは例年にない苦戦を余儀なくされた。一方でスマートフォンを使った新しい決済方法が注目され、払込票にもその支払い手段としての導入が相次いだ。それらの流れにいち早く対応した結果、地方公共団体を含む新規取引先の獲得数は計画を大きく上回ることが出来、スーパーマーケット及びドラッグストアチェーン店舗向けの収納窓口サービスにおいても、新規開拓先との契約もあり、順調に推移している。

2019年12月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比9.4%増の400.00億円、営業利益が同8.5%増の18.10億円、経常利益が同7.5%増の18.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同20.4%増の12.28億円を見込んでいる。

《MH》

 提供:フィスコ

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