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【材料】早稲田アカデミー---3Qも増収2ケタ増益、既存事業強化のための施策に注力

早稲アカ <日足> 「株探」多機能チャートより

早稲田アカデミー<4718>は1月31日、2019年3月期第3四半期(18年4-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.7%増の175.01億円、営業利益が同38.9%増の9.85億円、経常利益が同40.3%増の10.00億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同25.4%増の5.95億円となった。

業績の大部分を占める教育関連事業において売上高は前年同期比7.7%増の174.54億円、セグメント利益は同14.4%増の32.42億円となった。同社グループのブランド力向上に直結する難関上位校への合格実績伸長に向け、指導品質の向上、特別講座や入試対策講座の拡充等に注力した。校舎展開は、英語教育事業の本格展開に向けて、2018年7月に「多読英語教室 English ENGINE 月島」を開設、2018年6月には「早稲田アカデミー個別進学館蕨校」が直営校となり、当第3四半期末の校舎数はグループ合計で162校(内、当社154校)となった。なお、難関中学への合格実績伸長を一層加速させるため、2019年2月に“次世代型早稲田アカデミー”練馬校を開校(中村橋校を移転開校)するとともに、2019年3月より現大学受験部大泉学園校を中学受験専門校舎にブランド変更することを決定した。当第3四半期連結累計期間における期中平均塾生数は、同社及び野田学園、水戸アカデミーともに前年同期を上回って推移したことに加え、集学舎が連結子会社に加わったことにより、小学部19,142人(前年同期比13.0%増)、中学部15,473人(同7.0%増)、高校部3,465人(同5.6%増)、合計では38,080人(同9.8%増)と大きく伸長した。

2019年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比9.7%増の242.99億円、営業利益が同53.6%増の17.08億円、経常利益が同52.4%増の16.86億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同43.9%増の10.47億円とする期初計画を据え置いている。

《MH》

 提供:フィスコ

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