【市況】23日の株式相場見通し=米株安を嫌気して売り優勢の展開に
NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
22日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比301.87ドル安の2万4404.48ドルと5日ぶりに反落した。国際通貨基金(IMF)が19年の世界経済成長見通しを下方修正したほか、米中貿易摩擦に対する警戒感が膨らみ3連休明けの米株式市場は下落した。NYダウは一時、400ドルを超す下落となった。アップルやアマゾン・ドット・コムなど主力IT関連銘柄が安く、ジョンソン&ジョンソンは決算発表を受け下落。原油価格の下落を背景にエクソン・モービルやシェブロンが値を下げた。バンク・オブ・アメリカやシティグループなど金融株も安い。半面、マクドナルドやコカ・コーラ、ナイキが上昇した。ナスダック総合株価指数は、同136.872ポイント安の7020.356と5日ぶりに反落した。
日程面では、安倍首相がダボス会議に出席、日韓外相会談、黒田日銀総裁会見、1月の展望リポート、12月と18年の貿易統計、21日時点の給油所の石油製品価格、11月の全産業活動指数、12月の全国百貨店売上高に注目。海外では、米11月のFHFA住宅価格指数が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)