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【市況】米国株見通し:世界経済の減速を懸念した売りが先行へ

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物  2655.25(-16.25) (17:50現在)
ナスダック100先物  6741.50(-51.25) (17:50現在)


 17時50分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は軟調推移。NYダウ先物は140ドル安程度で推移している。欧州株式市場は全面安。時間外取引のNY原油先物は前日比0.40ドルほどの下落で推移。こうした流れを受け、22日の米株式市場は売り先行で始まりそうだ。


 IMFが前日発表した世界経済見通しで2019年の世界経済成長予想を下方修正した(3年ぶりの低水準へ)。また、21日付のカナダ紙が「米国はファーウェイCFOの身柄引き渡しを正式要請へ」と報じていることが懸念材料になろう。一方、米上院は政府機関の閉鎖を解除する法案を今日にも採決するようであり、事態打開につながるか注目される。NY原油先物は、世界的な株安による需要後退思惑で売り優勢の展開が見込まれる。


 本日発表となる米経済指標は、12月中古住宅販売件数。前月から減少が予想され、住宅市場のピークアウト感が再認識されるとみられ、株式市場にネガティブな材料となる可能性がある。決算発表は、IBM、ハリバートン、ウィン・リゾーツ、ジョンソン・エンド・ジョンソンなどが予定されている。

《KK》

 提供:フィスコ

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