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【材料】<動意株・22日>(大引け)=新明和工業、東テク、デジタルアーツなど

新明和 <日足> 「株探」多機能チャートより
 新明和工業<7224>=大幅に3日続伸。同社は21日に発行済み株式数の27.66%に相当する2666万6700株を上限に自社株にTOBをかけることを発表している。TOB価格は1500円で取得総額は約400億円。1月22日~2月19日に実施する。同社の大株主で「物言う株主」として知られるレノとその共同保有者はTOBに応募する意向を示している。同時にTOBの完了を条件に19年3月期の配当を従来予想の年37円から45円(前期23円)とすることも明らかにした。この自社株TOBと増配に伴い、同社のROEは前期の5.7%が今期末には9.5%前後に上昇する見通しだ。

 東テク<9960>=一時ストップ高。同社が21日取引終了後、19年3月期の連結業績予想の増額修正を発表したことが好感された。売上高は970億円から1000億円(前期比7.9%増)へ、営業利益は47億円から52億円(同16.1%増)へ、最終利益を32億円から36億円(同15.7%増)へ見直した。同社は空調設備や計装設備の機器販売や工事などを展開しているが、大型ビルの建築ラッシュで空調機器の販売が好調なほか、学校向けのエアコン改修工事なども収益に寄与している。

 デジタルアーツ<2326>=大幅高。同社はきょう、企業・教育機関・官公庁向けエンドポイントWebセキュリティー「i-FILTER(アイフィルター) ブラウザー&クラウド」が、東京都市大学等々力中学校・高等学校に採用されたと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。「i-FILTER ブラウザー&クラウド」は、マルチアプリケーション対応型Webフィルタリング「MultiAgent」と、端末内のデータ保存を制御できる専用ブラウザー型「SecureBrowser」の2種類のラインアップを揃え、柔軟なセキュリティーソリューションをiOS、Android、Windowsのマルチデバイスで提供している。

 日本モーゲージサービス<7192>=ストップ高。同社は21日取引終了後に、配当予想の修正と株主優待制度の拡充を発表しており、これが好感されているようだ。同社はこれまで今期の期末一括配当を普通配8円と東証1部指定記念配2円の計10円を計画していたが、今期業績が堅調に推移する見通しなどを踏まえて普通配を20円、記念配を15円に増額し、計35円(前期実績は8円)とする方針を示した。また、投資魅力を高めて投資家に株式を長期的に保有してもらうことを目的に株主優待制度を拡充することもあわせて発表した。

 マネジメントソリューションズ<7033>=3日ぶり急反発。同社は21日取引終了後に、こころみ(東京都渋谷区)と資本・業務提携を行うことを決めたと発表。これによるシナジーなどが期待されているようだ。こころみは、対話AIシステム向けソリューションである高齢者会話メソッドの提供などを通じて、シニアマーケットでの課題をコミュニケーションの力によって解決するソリューションを開発・展開している企業。MSOLは提携を機に、こころみ社が培ったハウハウを自社のネットワークを生かしてBtoB事業の展開を促進するほか、高齢者会話メソッドを活用し、さまざまな会話シナリオの開発・提供を進めるとしている。

 パートナーエージェント<6181>=一時ストップ高。同社は婚活支援ビジネスに展開、業績は好調に推移している。21日取引終了後、連結子会社を通じ、適正価格で提供できる挙式披露宴「スマ婚」を展開するメイション(東京都新宿区)の全株式を取得し子会社化することを発表、これを材料視する買いを呼び込んでいる。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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