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【市況】東京株式(大引け)=53円高、続伸も売買代金低調で上値の重い展開に

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 週明け21日の東京株式市場は堅調な地合いとなり、日経平均は続伸した。ただ、売買代金は低調で買い一巡後は上値の重さが意識される展開となった。

 大引けの日経平均株価は前週末比53円26銭高の2万719円33銭と続伸。東証1部の売買高概算は11億2774万株、売買代金概算は1兆9432億7000万円。値上がり銘柄数は1432、対して値下がり銘柄数は633、変わらずは63銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前週末の米国株市場でNYダウが大幅な上昇をみせたことや、朝方は為替が1ドル=109円70銭近辺と円安で推移したことなどを背景に買い優勢で始まり、日経平均は2万900円目前まで上値を伸ばす場面もあった。しかし、中国のGDPや小売売上高など重要経済指標発表を前にその後は目先の利益を確定する動きが顕在化、日経平均は伸び悩む展開に。中国株市場が堅調な値動きをキープしたことで、日経平均も持ち直すかに見えたが、後場に入ると上値の重さが露呈し、これまで値動きの良かった中小型株中心に個人投資家の利食いが観測された。今晩の米国株市場が休場ということもあって、市場参加者は限定的。値上がり銘柄数は1400を超え、全体の3分の2の銘柄が上昇した形だが、売買代金は2兆円台を割り込むなど閑散だった。

 個別では、日本電産<6594>が買われ、東京エレクトロン<8035>、村田製作所<6981>も堅調。武田薬品工業<4502>が買い優勢となり、良品計画<7453>も上昇した。荏原実業<6328>が一時ストップ高に買われる人気となり、ワタベウェディング<4696>、廣済堂<7868>もストップ高。スター・マイカ<3230>も値を飛ばした。このほか、千趣会<8165>、タムラ製作所<6768>なども物色人気となった。

 半面、キーエンス<6861>が軟調、ダイキン工業<6367>も値を下げた。ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>が軟調、ZOZO<3092>も売り優勢だった。クボテック<7709>が急反落、アニコム ホールディングス<8715>、Genky DrugStores<9267>も大幅安。フィックスターズ<3687>、北の達人コーポレーション<2930>も利食われた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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