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【市況】<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2019年1月18日

 今週の日経平均終値は20666円07銭、前週末比306円37銭高でした。

 今週も米国株の戻りに助けられて日経平均は続伸しました。日々の出来高が減っている中での戻りなので買い手の裾野が広がっている印象はあまりないですが、さすがに短期間に大きく売り込んで来ただけあって、まだ売り方の買い戻しという需要が続いているようです。信用買い残が1年7カ月ぶり、裁定買い残が2年3カ月ぶり水準まで減少し、仮需は相当に絞られている状態。外国人も日本株を8週連続で売り越すなど、年末年始までに全体の売り物はかなり出尽くしたと考えられます。売りがほぼ枯れ切った状態で今の戻りがあるわけで、外部環境に再度の悪化が起きなければ、直前の下げ波動(12月高値~安値)の半値戻り(2万823円)くらいまでは行っても不思議ではないでしょう。その先は2万1000円の大きなカベがあるので日本企業の業績のボトムアウトが確認できなければ突破は難しいでしょうが、米中貿易摩擦の解消、FRBの利上げ停止、中国の本格的な景気対策が揃えばそのカベを超えてくる可能性は十分にあります。来週も日経平均は戻りを試す展開となるでしょうが、ひとまず何もなければ2万1000円辺りが戻り限界となりそうです。(ストック・データバンク 編集部)

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