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【材料】いちご<2337>---3Qは営業利益が24.3%増、過去最高益達成に向け、順調に進捗

いちご <日足> 「株探」多機能チャートより

いちご<2337>は11日、2019年2月期第3四半期(18年3月-11月)連結決算を発表した。営業利益が同24.3%増の205.53億円、経常利益が同26.3%増の182.64億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同11.3%増の121.83億円だった。

心築(しんちく)事業は、保有不動産からの賃料収入が15%増と向上しており、ストック収益の成長に寄与した。また、新たな取組みや取得手法の創意工夫により、引き続き優良物件を取得した。一方、強みである心築により不動産の価値向上を実現し、利益率の高い物件の売却を継続した。

アセットマネジメント事業は、当第3四半期では、いちごホテルリート投資法人<3463>の資産運用報酬について、投資主価値向上に連動する、Jリート初となる「完全成果報酬」への移行を決定した。

クリーンエネルギー(太陽光発電等)事業は、148%増と関東最大級の昭和村発電所が通期で貢献し、大きく成長した。2018年9月に発生した地震の影響により、同月の発電量は予測値に対し一時的に減少したが、発電所の損傷は一切なく、当期累計の発電量も予測を超えた。引き続き太陽光発電のパイプラインを拡大しているほか、風力発電においても発電に向け順調に進捗している。

ライフスタイルホテルのTHE KNOT(ザ ノット)は、当期8月に「THE KNOT TOKYO Shinjuku」をグランドオープンし、インバウンド比率が80~90%と訪日外国人から高い人気を得ており、ADR(平均客室単価)は直近の11月実績で62%増とホテル運営は極めて順調である。

新規事業として、いちごオーナーズは、不動産オーナーが安心して長期保有できる不動産を取得、提供した。
その他、セルフストレージ、いちご土地心築、ホテルのAIシステム開発等を進めている。

2019年2月期通期の連結業績予想について、営業利益が前期比19.9%増の250.00億円、経常利益が同14.7%増の220.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.0%増の150.00億円とする過去最高益で期初計画を据え置いている。

《SF》

 提供:フィスコ

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