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【材料】<注目銘柄>=リクルートHD、人材ビジネスで世界展開加速へ

リクルート <日足> 「株探」多機能チャートより
 リクルートホールディングス<6098>の2500~2700円ゾーンは底値圏で買いの好機といえる。国内及び米国で求人情報サイト「インディード」の成長が同社の収益押し上げに大きく貢献している。また、昨年6月に買収した米国の求人サイト「グラスドア」も業容拡大効果をもたらしている。足もとの業績は好調に推移しており、今3月期上期(4~9月)の最終利益は926億8400万円と前年同期比13%の伸びで2年ぶりピーク更新となった。

 外国人の就労拡大に国策が動きだしたことも同社にとってビジネスチャンスとなる。ネガティブ材料としては、米グーグルが日本で求人関連事業に参入する計画にあることが報じられ「インディード」などのシェアが落ちるとの思惑が株価に逆風となったが、業界最大手で既に米国を筆頭にグローバル戦略を打ち出す同社にとって影響は限定的といえる。業界の淘汰が進めば、同社の相対的な展開力の強さが生きる。当面は75日移動平均線の3100~3200円前後の戻りを探る動きが想定される。(桂)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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