【市況】東京株式(前引け)=急反発、2000銘柄超が上昇し2万円大台回復
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京市場は前週末のリスクオフの巻き戻しで急速に戻り足を強めた。注目された米12月の雇用統計は雇用者数、賃金ともに事前の市場予測を大きく上回ったことで足もとの米国経済の強さが確認された。一方、パウエルFRB議長が世界的な株安を重く見て利上げの一時停止やバランスシート縮小の見直しに言及、これがマーケットのセンチメントを改善させ、前週末の米国株市場はNYダウが一時800ドル超の上昇をみせるなど大きく切り返し、この流れに東京市場も追随した。日経平均は一時700円あまり上昇する場面があり、前引けはやや伸び悩んだものの551円高で2万円大台を回復している。全体の約95%にあたる2000銘柄超の銘柄が上昇している。
個別では任天堂<7974>が大きく買われ、武田薬品工業<4502>も高い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも堅調。トヨタ自動車<7203>、東京エレクトロン<8035>も値を上げた。ディー・エル・イー<3686>が商いを膨らませ大幅高、じげん<3679>も値を飛ばした。このほかエムスリー<2413>、マネックスグループ<8698>などが物色人気に。半面、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>が安く、関西電力<9503>が軟調、NTT<9432>も冴えない。幸楽苑ホールディングス<7554>、ホシザキ<6465>なども値を下げた。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)