市場ニュース

戻る
 

【材料】新興市場銘柄ダイジェスト:テクノアルファが大幅続伸、アイレックスはストップ高

モブキャスト <日足> 「株探」多機能チャートより

<3664> モブキャスト 312 +5
もみ合い。連結子会社のモブキャストゲームスとソーシャルキャピタルに対する債権の株式化(デット・エクイティ・スワップ)を決めたと発表している。貸付金について、両社が新たに発効する株式の100%をモブキャストHDに割り当てる。有利子負債の削減及び資本充実により財務内容の改善を図る。また、債権の帳簿価格を見直し、18年12月期に関係会社事業損失として約1.46億円を特別損失に計上する。


<3089> テクノアルファ 970 +101
大幅に4日続伸。18年11月期の営業利益を前期比656.6%増の2.63億円と発表している。エレクトロニクス事業でパワー半導体装置及び部品等が好調だったほか、SI事業も順調に伸びた。同期の年間配当を従来予想の25.00円から27.00円(前期実績25.00円)に増額修正した。19年11月期の業績予想は「現時点では合理的な算定が困難」として開示していない。年間配当予想は27.00円。


<6838> 多摩川HD 549 +80
ストップ高。青森県下北郡に設置した小型風力発電所2基(1基あたり出力19.8kW)の売電を開始したと発表している。比較的風況が良いとされる東北地方北部に位置しており、同社が目指す小型風力発電所の普及及び拡大の加速に繋がると期待しているという。同社は18年7月に割賦販売契約で小型風力発電所4基を取得したことを明らかにしており、残る2基に関しても売電を開始次第、発表するとしている。


<6944> アイレックス 2129 +400
ストップ高。保有する投資有価証券の取得価額と実質価額の差が著しく乖離したものについて、19年3月期第3四半期(18年10-12月)に投資有価証券評価損0.22億円を特別損失として計上すると発表している。ただ、悪材料出尽くしとの見方から買いが優勢になっている。取引時間中に節目となる2000円台を突破したことも投資家から好感され、買いに弾みが付いた格好だ。


<6324> ハーモニック 2784 -226
急落で昨年来安値更新。米アップルの業績見通しの下方修正を契機に高まった世界経済の減速懸念を嫌気して値を下げている。18年3月期第2四半期の決算短信(18年11月8日発表)によれば、同社の売上高に占める海外比率は44.4%(欧州22.8%、北米9.3%、中国などその他の地域が12.3%)に達する。世界的に景気が悪化すれば、先行きの業績が落ち込みかねないとの見方から売られているようだ。


<3558> ロコンド 1386 -162
後場急落。18年12月EC受注高が14.6億円になったと発表している。前年比での成長率は50%増。ただ、同年11月のEC受注高(15.7億円)からは減速となった。朝方は年末商戦への期待で買いが先行していただけに、発表を受けて失望売りが広がっている。前営業日までの続伸で利益確定売りを出しやすいタイミングだったことも売りに拍車を掛けたようだ。

《FA》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均