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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:DCM、スター精、レーザーテク

DCM <日足> 「株探」多機能チャートより
■DCMホールディングス <3050>  1,143円  +49 円 (+4.5%)  11:30現在
 ホームセンター最大手のDCMホールディングス <3050> が続急伸し年初来高値を更新した。27日大引け後に発表した19年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益が前年同期比4.0%増の174億円に伸びて着地したことが買い材料視された。上期は天候不順による園芸用品の販売不振が響き6.2%の減益だったが、直近3ヵ月(9-11月期)で園芸用品・塗料や防災用品などの販売が伸び、累計で増益に転じた。通期計画の202億円に対する進捗率は86.4%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。併せて、発行済み株式数の0.75%にあたる100万株(金額で12億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことも好感された。

■スター精密 <7718>  1,493円  +52 円 (+3.6%)  11:30現在
 スター精密 <7718> が続伸。27日大引け後、18年12月期(10ヵ月の変則決算)の連結経常利益を従来予想の83億円→93億円に12.0%上方修正したことが買い材料視された。欧米を中心に旺盛な設備投資需要が継続し、工作機械などの販売が想定より伸びる見通しとなった。

■レーザーテック <6920>  2,783円  +57 円 (+2.1%)  11:30現在
 レーザーテック <6920> が3日続伸。27日大引け後、19年6月期上期(7-12月)の連結経常利益を従来予想の33億円→45億円に36.4%上方修正。増益率が0.2%増→36.7%増に拡大し、従来の3期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。下期に予定していた一部製品の売上計上が前倒しとなったことが収益を押し上げた。円安進行による採算改善なども上振れに貢献した。なお、通期の経常利益は従来予想の65億円(前期は57億円)を据え置いた。

■夢の街創造委員会 <2484>  1,333円  -260 円 (-16.3%)  11:30現在
 夢の街創造委員会<2484>が急反落し年初来安値を更新。27日の取引終了後に発表した第1四半期(9~11月)連結決算を発表。売上高は14億3300万円(前年同期比18.8%増)、営業利益は1億200万円(同50.1%減)、純利益は9100万円(同35.4%減)だった。自店で出前の配達を行なっていなかった「かっぱ寿司」などの大手人気チェーンや地元の人気店舗が「出前館」に加盟したことや、11月から北関東でシェアリングデリバリーの展開を始めたことなどが寄与し売上高は2ケタ増となったが、今期はシェアリングデリバリーの拠点を新たに直営で50拠点強開設する計画であり、この先行投資が利益を圧迫した。なお、19年8月期業績予想は、売上高76億8100万円(前期比41.4%増)、営業利益1億円(同88.1%減)、純利益7900万円(同85.8%減)の従来見通しを据え置いている。

■平和堂 <8276>  2,553円  -291 円 (-10.2%)  11:30現在  東証1部 下落率6位
 平和堂<8276>は急反落。27日の取引終了後に発表した第3四半期累計(2月21日~11月20日)連結決算は、売上高3207億7600万円(前年同期比0.2%増)、営業利益88億6700万円(同8.1%増)、純利益62億500万円(同9.9%増)となったが、9~11月の直近四半期で営業利益が9.3%減となったことから、足もとの業績悪化を警戒した売りが出ているようだ。売上高が微増にとどまったことに加えて、物流コストや人件費の増加が利益を圧迫。また、9月から11月にかけて開店や改装が相次いだことなども響いた。なお、19年2月期通期業績予想は、売上高4430億円(前期比1.1%増)、営業利益142億円(同2.0%増)、純利益95億円(同0.7%増)の従来見通しを据え置いている。

■Jフロント <3086>  1,302円  -82 円 (-5.9%)  11:30現在
 27日に決算を発表。「3-11月期(3Q累計)税引き前が7%減益で着地・9-11月期も17%減益」が嫌気された。
 J.フロント リテイリング <3086> が12月27日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結税引き前利益は前年同期比7.5%減の348億円に減り、通期計画の496億円に対する進捗率は70.4%にとどまり、さらに前年同期の78.2%も下回った。
  ⇒⇒Jフロントの詳しい業績推移表を見る

■リクルート <6098>  2,662円  -97.5 円 (-3.5%)  11:30現在
 リクルートホールディングス<6098>やエン・ジャパン<4849>、ディップ<2379>など求人関連に下落が目立つ。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「米グーグルは2019年に日本で求人関連事業に参入する」と報じられており、競争激化を警戒した売りが出ているようだ。記事によると、19年1月にも日本で「グーグル・フォー・ジョブズ」の提供を始め、グーグルの検索サイトで仕事や転職に関連したキーワードを入れると、広告と一般の検索結果の間に求人情報を表示するという。グーグルの参入により日本における競争が激しくなれば、特に「インディード」を展開するリクルートHDなどへは業績への影響が懸念される。

■ウェザーニューズ <4825>  2,681円  -76 円 (-2.8%)  11:30現在
 ウェザーニューズ<4825>は反落している。27日の取引終了後、19年5月期の連結業績予想について、営業利益を26億円から20億円(前期比19.7%減)へ、純利益を18億円から14億円(同23.0%増)へ下方修正し、営業増益予想から一転して減益予想としたことが嫌気されている。BtoB市場で船隊計画全体の最適化推薦サービスであるT-MAXの採用が増加していることや、航空気象でのアジアを中心とした新規受注の増加などに加えて、個人向けサービスであるBtoS市場でスマートフォンのレベニューシェアモデルの売り上げ好調や広告事業の本格化が寄与。これを受けて売上高は168億円から170億円(前期比7.1%増)へ上方修正したが、交通気象、防災気象の新たなシステム開発や人材投資を積極的に行っていることから利益を減額したという。

■アイフリークモバイル <3845>  203円  +30 円 (+17.3%)  11:30現在
 アイフリークモバイル<3845>が急伸。27日の取引終了後、チャット機能を搭載したウォレット「Challet」(旧サービス名「MIRAIPO CHALLET」)が、キャッシュレス無人コンビニ「ロボットマート」を運営するロボットセキュリティポリス(東京都港区)に採用されたと発表しており、これを好感した買いが入っている。日本初の現金を使わない無人コンビニとしてオープンした「ロボットマート」は、今年9月に日本橋茅場町に誕生した近未来のコンビニエンスストアで、「ロボットによる接客」「遠隔での監視」「QRコード決済」をキーワードとして運営されている。今回の採用で「Challet」は、チャット機能はそのままに、ロボットマートの仮想通貨決済システム「ROBOT MART Challet」としてカスタマイズし提供されるとしている。

■ラクオリア創薬 <4579>  1,077円  +150 円 (+16.2%) ストップ高   11:30現在
 ラクオリア創薬<4579>がしっかり。27日の取引終了後、18年12月期の連結業績予想について、売上高を10億2800万円から7億4300万円(前期比47.6%減)へ、営業損益を10億1800万円の赤字から11億7400万円の赤字(前期1億5000万円の赤字)へ、最終損益を10億2400万円の赤字から11億9400万円の赤字(同5800万円の赤字)へ下方修正したが、織り込み済みとの見方が強い。動物薬のロイヤルティー収入が予想を上回った一方、当初見込んでいた複数のマイルストン収入が翌期以降にずれ込む公算が大きくなったことが売上高及び損益を押し下げるとしている。

■DWセラピ研 <4576>  566円  +63 円 (+12.5%)  11:30現在
 デ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576>が急伸。27日の取引終了後、18年12月期の連結業績予想について、営業損益を8億3000万円の赤字~8億円の赤字から7億8500万円の赤字~7億4500万円の赤字(同6億3300万円の赤字)へと上方修正しており、これを好感した買いが入っている。眼科手術補助剤DW-1002(日本の白内障手術時の水晶体前嚢染色を対象)のライセンスアウトによる契約一時金の計上を予定していたものの、今期中には契約締結できない見通しとなったことで売上高は3億6000万円~4億円から2億6000万円~3億円(前期2億5400万円)へ下方修正したが、研究開発費などの費用削減の効果から損失が縮小するとしている。

■ブロードバンドタワー <3776>  292円  +28 円 (+10.6%)  11:30現在
 ブロードバンドタワー<3776>が続急騰している。27日の取引終了後、18年12月期の連結業績予想について、売上高を58億円から63億2500万円(前期比41.1%減)へ、営業損益を7億円の赤字から5億5000万円の赤字(前期8000万円の赤字)へ、最終利益を1000万円から9500万円(同3億3000万円の赤字)へ上方修正した。コンピュータプラットフォーム事業のデータ・ソリューションの売り上げが予想を上回って推移していることに加えて、広告宣伝費をはじめ効果的な支出に努めたことが寄与する見通し。また、メディアソリューション事業を行うジャパンケーブルキャストが10月に沖縄ケーブルネットワークを子会社化したことも寄与するとしている。

■富士ソSB <6188>  1,011円  +88 円 (+9.5%) 一時ストップ高   11:30現在
 27日、富士ソフトサービスビューロ <6188> [東証2]が19年1月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■パシフィックネット <3021>  643円  +22 円 (+3.5%)  11:30現在
 パシフィックネット<3021>が3日続伸となっている。同社は27日、子会社のケンネットが、フューチャーモデル(東京都新宿区)が展開する人工知能(AI)自動翻訳機「ez:commu(イージーコミュ)」の取り扱いを19年1月7日から開始すると発表。これが買い手掛かりとなっているもよう。また、同社は26日に19年5月期第2四半期累計(6~11月)の連結営業利益見通しについて、従来の1億500万円から1億1500万円(前年同期比79.7%増)に上方修正しており、これが引き続き好感されている面もあるようだ。

■アプリックス <3727>  152円  +5 円 (+3.4%)  11:30現在
 アプリックス<3727>が3日続伸となっている。同社は27日、自社提供する水処理システム「HARPS(ハープス)」が、ウクライナ最大の浄水器メーカーであるEcosoft社に採用されたと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。「HARPS」は、水の利用料や汚染度合いなどのデータをクラウドサーバーにアップロードし、「HAPRS Dashboard」で浄水器のフィルター利用状況や交換時期などをモニタリングできるクラウドサービス。Ecosoft社は自社ブランド「ECONNECT」でHARPSサービスを利用する初めてのケースとなる。

■ディー・エル・イー <3686>  140円  -50 円 (-26.3%) ストップ安   11:30現在
 ディー・エル・イー<3686>が急反落し上場来安値を更新した。27日の取引終了後、東京証券取引所が28日付で特設注意市場銘柄に指定するとともに、上場契約違約金3360万円を徴求すると発表しており、これを嫌気した売りが出ている。東証では、開示された情報の内容などに虚偽があることに加え、内部管理体制等についていまだ不備があり、改善の必要性が高いと認められるとして特設注意市場銘柄に指定。更に、開示された情報の内容などに虚偽があり、宣誓書で宣誓した事項に違反し、取引所の市場に対する株主及び投資者の信頼を毀損したとして上場契約違約金を徴求したという。

●ストップ高銘柄
 サン電子 <6736>  602円  +100 円 (+19.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 ディー・エル・イー <3686>  140円  -50 円 (-26.3%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

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