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【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (12月21日記)


 日経平均株価は、最近の下げ場面で2万1500円以下の下値堅さがあらわれなかった経緯から、すでに3月の安値2万0347円が強い支持になっていない状況だと推測できます。

 そのため、10月2日以降の下げは、一定の流れができている場面での基準になる値動き(5つの波のパターン)に沿った下げ場面になると考えられます。

 弱気の見方が正しければ、12月3日以降は、3波目の下げ場面へ入っていると考えられます。3波目の下値の目安は、1万9244円を大きく下回る地点になります。あと1000円幅程度の下げ余地が残されています。

 目標値達成までには、(目先の価格が2万0253円以下をつけた後)どこかで12月11日~13日までと同程度の値幅809円幅の反発場面を経過する可能性を考えておく必要があります。

 本日の価格が2万円以下まで下げる動きになる場合、本日の安値から昨日の高値までの反発を経過する可能性を頭のすみに入れておきます。


情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。

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