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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

西松屋チェ <日足> 「株探」多機能チャートより

■日本CMK <6958>  701円 (-150円、-17.6%) ストップ安

 東証1部の下落率3位。日本シイエムケイ <6958> がストップ安。前週末14日の取引終了後、製造工程に関する未承認変更が判明したと発表しており、これを嫌気した売りが出た。同社グループでは、製品の製造工程を変更する場合には、事前に納入先に対して、その変更にかかる承認申請を行うことが顧客との間で取り決められていたが、一部の顧客について承認申請を行わずに製造工程の変更を行っていたことが判明したという。なお、同件に関する製品については、同社の規定に従った検査を実施しており、品質に疑いを生じさせる具体的な問題は現時点で確認されていないとしている。

■西松屋チェ <7545>  882円 (-83円、-8.6%)

 西松屋チェーン <7545> が続急落、年初来安値を更新。前週末14日の取引終了後、19年2月期の単独業績予想について、売上高を1460億円から1398億500万円(前期比1.8%増)へ、営業利益を82億8300万円から49億9700万円(同27.1%減)へ、最終利益を57億700万円から33億3000万円(同30.1%減)へ下方修正したことが嫌気された。紙おむつ、ベビーフードなどの消耗品が好調に推移している一方、ベビー・マタニティ用品や子供衣料が伸び悩み、売上高が計画未達となる見通しであることが要因としている。なお、同時に発表した第3四半期累計(2月21日-11月20日)決算は、売上高1056億700万円(前年同期比0.2%減)、営業利益47億1300万円(同29.6%減)、最終利益30億9900万円(同33.2%減)だった。

■アスクル <2678>  2,720円 (-188円、-6.5%)

 アスクル <2678> が急落し新安値。14日に発表された、第2四半期累計(5月21-11月20日)の連結営業利益は前年同期比55%減の10億2900万円と大きく落ち込み、19年5月通期計画の60億円(前期比43%増)に対する進捗率は17%にとどまったことが嫌気された。減益の主な要因には、大手配送会社からの段階的な値上げを受け入れた配送運賃の増加が挙げられている。下期については、基本配送料が無料となる注文金額の改定による販売単価の上昇と配送コスト低減策による増益を見込んでおり、通期計画は据え置いている。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,116円 (-19円、-1.7%)

 国際石油開発帝石 <1605> 、石油資源開発 <1662> が軟調なほか、JXTGホールディングス <5020> なども下値を探る展開。世界景気減速への懸念が高まるなか、原油市況も軟調な値動きで前週末のWTI原油先物価格は1ドル38セント安の1バレル=51ドル20セントと急反落した。原油価格に連動しやすい資源開発関連や石油元売り企業の株価に逆風となっている。

※17日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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