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【市況】注目銘柄ダイジェスト(前場):JDI、オハラ、SKIYAKIなど

ヤーマン <日足> 「株探」多機能チャートより

ヤーマン<6630>:1618円(-157円)
大幅続落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は42.3億円で前年同期比27.8%増益になった。11月19日に発表した上方修正水準での着地に。当時上方修正した通期予想は据え置きとしている。想定通りの好決算ではあるものの、好業績銘柄としての位置づけは十分に高まっており、当面の好材料出尽くしとして受け止められているようだ。なお、発行済み株式数の1.03%に当たる58万株の自己株式取得を立会外取引で実施したが好反応は限定的。


日医工<4541>:1868円(+49円)
大幅続伸。クレディ・スイス証券では投資判断「アウトパフォーム」継続で、目標株価を2000円から2100円に引き上げている。売上予想を下方修正したものの、コスト削減と研究開発費の見直しにより、利益予想を引き上げているようだ。また、来期以降はエルメッドエーザイの完全子会社化とエーザイ本体との提携によるシェア拡大やコストシナジー効果に、長期的にはバイオシミラー事業の展開に注目としている。


オハラ<5218>:1858円(-452円)
大幅反落で下落率トップ。前10月期の決算を発表している。営業利益は32.7億円で前期比90.7%増益、第3四半期決算時に上方修正した数値をやや下回る水準での着地に。一方、今期は28億円で同14.4%減と減益予想、ネガティブな見方が優勢となっている。デジタルカメラ市場の伸び悩みなどを背景に、光事業を中心に収益が減少する見通しとなっている。


鎌倉新書<6184>:1297円(+130円)
大幅反発。前日に第3四半期決算を発表、並びに通期業績予想の上方修正を発表しており、買い材料視される展開になっている。通期営業利益は従来予想の5.2億円から7.4億円に上方修正、前期単独比では82.7%増益になるようだ。お墓・葬祭・仏壇事業ともに計画より大幅に成約数が増加しており、売上高の上振れが収益拡大につながっている。上半期までの状況からみても、想定以上の上振れと捉えられる。


JDI<6740>:72円(+20円)
急騰。中国のファンドや企業から支援を受ける方向で交渉と報じられている。中国系の複数のグループが検討されているもようで、政府系のシルクロード基金のほか電子部品のオーフィルムテック、自動車部品のミンスグループなどが候補として挙がっているようだ。総額500億円規模の資本を受け入れる方向とも伝わっている。前期まで4期連続で最終赤字を計上しているが、資本受け入れによる業績回復、財務の立て直しに期待感が先行。


SKIYAKI<3995>:607円(+71円)
急伸。19年1月期第3四半期累計(18年2-10月)の営業利益を前年同期比34.4%減の1.09億円と発表している。プラットフォーム事業でFCサービスが好調だった一方、ECサービスが落ち込んだ。販管費の増加も重しとなった。通期予想は前期比54.0%減の1.11億円で据え置いた。進捗率は98.2%に達しており、計画を上回るとの期待から買いが膨らんでいる。


ナトコ<4627>:1117円( - )
ストップ高買い気配。19年10月期の営業利益予想を前期比6.7%増の15.70億円と発表している。高機能性製品や環境対応型製品のラインアップを拡充する。また、海外売上高比率を高める。同期の年間配当予想は40.00円。18年10月期の営業利益は0.7%増の14.71億円で着地した。ファインケミカル事業が好調だった。年間配当は36.00円(前期実績30.00円)に増額した。


アーバネット<3242>:360円(+8円) 364 +12
大幅高。19年6月期の営業利益を従来予想の17.50億円から20.20億円(前期実績16.68億円)に上方修正している。不動産開発販売事業で、賃貸稼働後の売却を予定して次期に計上することにしていた1物件について、竣工時に売却が決定したため、当期に計上した。これに伴い、売上高が従来予想の175.50億円から191.00億円(同160.85億円)と過去最高になる一方、販管費は抑えられる見込み。

《ST》

 提供:フィスコ

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