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【市況】米国株見通し:米中協議の難航予想根強く買い限定的に

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物  2635.50(- 7.50) (18:05現在)
ナスダック100先物  6678.50(-20.75) (18:05現在)


 18時05分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小安く推移。NYダウ先物は70ドル安程度で推移している。欧州株式市場は全面高。時間外取引のNY原油先物は前日比ほぼ横ばいで推移。こうした流れを受け、11日の米株式市場は売り買い交錯気味に始まりそうだ。


 中国商務省が「中国の劉鶴副首相、米財務長官・USTR代表と電話会談」、「電話会談で、米中首脳の合意事項の実施について意見交換」と発表。上海総合指数は反発し、日経平均株価も買われる場面があった。米株にもある程度の影響がみられようが、米中90日協議の難航予想は根強く、楽観ムードは続かないと思われる。NY原油先物は、やはりほぼ予想に近い規模による減産合意であり、再び50ドル割れまで売り込むのは難しいとみられ、底堅い展開が見込まれる。


 本日発表となる米経済指標は、11月生産者物価指数。伸び鈍化が予想され、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ打ち止め観測を後押しするとみられ、株式市場にはポジティブな材料になりそうだ。

《KK》

 提供:フィスコ

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