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【通貨】外為サマリー:1ドル112円90銭前後へ下落、米中関係の悪化も警戒

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 6日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時過ぎ時点で1ドル=112円90銭前後と前日午後5時時点に比べ10銭強のドル安・円高で推移している。

 前日のニューヨーク市場では、トランプ米大統領がツイッターへの投稿で、米中首脳会談で開始を決めた貿易協議に関連し、「中国は米国産の大豆と液化天然ガス(LNG)の輸入を再開する準備を始めた」と述べた。これを受けて、米中貿易交渉に対する過度の懸念がやや後退し、ドルを買う動きが優勢となった。こうしたなか、ドルは一時113円23銭へ上昇した。

 この日の東京市場に移ってからは、ドルは下値を探る展開。「中国の通信機器最大手である華為技術(ファーウェイ)の副社長がカナダで逮捕された」との報道が警戒された。同社はイランに製品を違法輸出した疑いがあり、今後、米政府は同社に制裁を科すことも予想され、新たな米中摩擦の懸念材料となることが嫌気された。この報道も警戒されるなか、日経平均株価は300円強の下げとなり、ドル売りが優勢となっている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1349ドル前後と同0.0020ドル弱のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=128円15銭前後と同3銭程度のユーロ高・円安で推移している。


出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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