【材料】<動意株・5日>(大引け)=アトラ、東海運、フューチャーなど(その1)
アトラ <日足> 「株探」多機能チャートより
東海運<9380>=商い伴い続伸。11月下旬を境に上値追い基調を強めている。安倍首相はロシアのプーチン大統領と1日に会談、1956年の日ソ共同宣言を基礎とした平和条約締結交渉を進める新たな枠組みで合意に至った。北方領土問題など依然としてハードルは高いが、今回の会談を契機に日ロ間の経済交流についても期待が募っている。そのなか、同社は港湾や内陸を合わせた総合物流を展開、ロシアへの国際輸送で高い実績を持っており、関連有力株として物色人気を集めている。
フューチャー<4722>=反発。4日の取引終了後、子会社フューチャーアーキテクトが、SGホールディングス<9143>傘下の佐川急便およびSGシステムと、佐川急便の配送伝票入力業務における人の入力作業を人工知能(AI)が代替し自動化するための新システムの開発を開始したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。新システムの開発は、人工知能(AI)を活用したシステムの開発により、配送伝票の入力作業を自動化し、これまでの延長線上ではない次元でのコスト削減と品質向上を追求するのが狙い。佐川急便は年間に約12億個の荷物を取り扱っており、繁忙期には1日に100万枚もの配送伝票の情報を人の手によりシステムに入力しているが、膨大な負荷とコストを圧縮しながら、高い品質を維持することが目的としている。
GameWith<6552>=急反発。同社は4日、ゲームユーザー向け簡単グループチャットサービス「PiPi Talk(ピピトーク)」の提供を開始したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。「PiPi Talk」はゲーマー同士のコミュニケーション活性化を目的に開発されたチャットサービスで、簡単にグループチャットを作成でき、URLを共有するだけで友達を招待することができるのが特徴。また、好みのチャットグループを探して入ることができるため、同じゲームをプレイしている仲間を探したり、仲間同士で簡単に情報交換をすることができるという。今後は、来春を目標にスマホアプリ版でのリリースを視野に入れ、グループで使用可能な音声通話機能やグループトークを彩るスタンプ機能を実装予定としている。