【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (12月5日記)
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
本日の日経平均株価は、昨晩のNYダウの大幅安を映して、寄り付き値が大きく下放れて始まる公算です。
この下げが上昇途中の一時的な動き、10月26日の安値2万0971円が底値となって、新たな上昇を開始している途中の保ち合いの動きなら、2万1600円程度で押し目底を確認して、再上昇を開始すると考えられます。
本日は、寄り付きで下げた分を戻す動きとなるか、2万1600円前後での下値堅さを確認する(いったん下げて下ヒゲをつける展開になって明日以降に上放れる)展開のどちらかになると考えられます。
本日の価格が下げの流れを作り、11月21日の安値2万1243円を割れると、10月の高値が当面の天井になる可能性が大きくなります。
強気の展開になるなら、本日は寄り付き後、すぐに上昇を開始するか、午前中に2万1500円程度まで下げてから下値を支えられる動きになって、下ヒゲをつけた陽線で引けるかのどちらかが考えられます。
情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend
【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。
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